| 2003年07月03日(木)
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あたくしは「トリビア」の塊 |
この日記を長期御愛読して頂いている方なら、多分に見当もつくであろうが、 あたくしは、本当にどうでもいいこと、生活には役に立たなさそうなことばかりを知っている、 自他共に認める雑学クィーン(雑学バカ)でして、 どうでもいいことの話題には事欠かない、かの山賊ですら、 あたくしに店から直接電話をしてきて、雑学の真相を探るような真似をされることもしばしばである。
ついこの間も、
「鰛って、何て読むんや?」
と、突撃電話があったばかりである。 読めます??この漢字。「鰛」ちょっと大きくしてみました。 わかりやすいかと思って(笑)。 あたくしでもさすがに無理でした。 っていうか、山賊からの電話だってことで、内線が繋がった瞬間に、 あたくし、漢和辞典と国語辞典を手にしていました( ̄∇ ̄;) どんな質問が飛んできても、2分以内で答えてやる( ̄^ ̄)みたいな気負いもありまして( ̄∇ ̄;)
投票ボタンに答えを仕掛けるなんて小ずるい真似なんかしません。 正解はちゃんと書きます。 俗字でいうと、「鰯」・・・・そう、「いわし」の 正式な書き方は、上記の「鰛」コレなんですね。
まぁ、あたくしの推測ですが、「いわし」はとかく足が早い(腐りやすい)魚で、 加えて、漁で水揚げされる際にもすぐに身が崩れてしまうことから、 このような当て字が生まれたのではないか、と、あたくしはよんでいます。 (推測の域は出ないので、よそで自慢げに話さないように・・・・←山賊の口癖)(爆)
昨日から、あたくしの大好きな雑学番組、「トリビアの泉」が遂に深夜枠からゴールデンに進出! 見ないはずがありません(爆)。 ・・・・とはいえ。 あたくしが本当に「へぇ〜!!」と言えるネタは、番組中の半分くらいである。 残りの半分は、既にどこかで見聞きし、知っていることなのである。 あたくしに言わせてみれば、昨日のネタ・・・・「ニャ〜と鳴くカエルがいる」 所謂、ネコガエルの存在は数年前に何かの番組を見て既に知っていて、 何のことはない、「0へぇ」である。 他に、「巨人の星の星飛雄馬はクリスマスパーティで大失敗をしたことがある」 というネタがあったのだが、これもあたくしに言わせれば「0へぇ」。 アニメオタクではないが、西村知美のちょい下くらいに自分がいることは 前々から薄々感じてはいたのだけど、このネタは常識中の常識(笑)。 付け加えるならば、あのネタ・・・・本当に面白いのは、あの直後に起こるシーンなのに そのシーンについては一切触れていなかったので、正に「0へぇ」なのである。
今日のあたくしは意地悪なんかしませんよ。投票ボタンの裏側に、その真実を隠すなんて みっともない真似はしません。 「巨人の星」のあのシーンの続きで、本当に面白いのは、 飛雄馬が、自分ひとりで綺麗に飾り付けをし、招待客の席もきちんと用意し、 ケーキやプレゼントも自分で買い揃え、ず〜っと待っていても誰も来なかったことなんかじゃないのです。
何と彼は、誰も来なかったことに逆ギレして、会場をメチャメチャに破壊し暴れまくる・・・・ という、衝撃のシーンがあったのです。 しかも、昔のアニメですからね。劇画調・スポコンタッチ(爆)。 飛雄馬の気持ちも分からなくはないですけど、何もそこまで暴れなくても・・・・ というくらいに暴れていて、そこが爆笑ポイント・・・・「へぇ〜ポイント」 なのに、「・・・・誰も来なかった。」で終わらせているので、面白くも何ともありませんでした。
トリビア・・・・とはちょっと離れますけど、皆さん・・・・。 「アルプスの少女ハイジ」で一番感動したシーンって、どこです?? やっぱり、クララが立ったところかしら?? よく懐かしのアニメ大特集みたいな番組で、そこばっかりを放送するので、 何となくそこが一番印象深く、感動するような錯覚に陥りがちなんですが、 あたくしは、全く違います。 一番、涙を誘うのは、ハイジがフランクフルトのお屋敷で、アルムの山を思い続け、 うつっぽい夢遊病になってしまうシーンです( ̄^ ̄) 可哀想なハイジ・・・・。 この夢遊病事件をきっかけに、ハイジは山に帰されることが決まるのです。 よかったね、ハイジ。 ペーターのおばあちゃんに白パンいっぱいあげられるよ♪ (その時、もうおばあちゃんは危篤状態なんだけど・・・・ここも泣ける)
「フランダースの犬」にしたって、ネロがルーベンスの絵を見て、パトラッシュと一緒に天国へ・・・・ というシーンが一番有名で、泣ける・・・・とかいう人が多いんだけど、 やっぱり哀しいのは、おじいさんが死んで(感動度1)大雪の中、姿を消してしまったネロ(感動度2)に ついてくるパトラッシュ(感動度3)・・・・彼らをやっぱり大雪の中、大声をあげて探すアロア(感動度4) ここらへんでしょう。 このシーンがなければ、教会のルーベンス画なんて、何の効果もありません。 物語の積み重ねの大事さを思い知らせてくれますよねぇ・・・・(しみじみ)
ひとりでしみじみしていても仕方がないので、「トリビア」話題に戻りましょう。 番組の巻頭にこのような言葉があった。
「人間は無用な知識の数が増えることで快感を感じることができる唯一の動物である」
SF作家、アイザック・アシモフの言葉らしい。 この格言には、あたくしは「20へぇ〜」を捧げたいと思った。 どうしてあたくしが、この30年近くの人生の中、くだらないことばかりを追い求め、 そして忘れないのか、その謎が一気に解けた気がした。 あれだけ必死に覚えた英単語や、数学の公式は全て脳みそから抹消されているというのに、 ネコガエルの存在は忘れなかった・・・・この謎に真っ向から光を差し向けてくれる 唯一の格言だと思った。 そうか・・・・あたくしの脳みその中では、どうでもいい情報に出会うと、 アドレナリンが出るように出来ていて、それは何もあたくしだけに言える事ではないというコトなのだ。 確かに快感・・・・生きていく知恵や情報ではないものに出会うと、ワクワクしてしまうのは、 人間だからだったんだ。
あたくしだけのトリビアというのは極々少数なゆえ、人様に披露するほどのものではないが、 こんなトリビアはいかがでしょう・・・・?
初めて知った時は、ホントに「へぇ〜!!」だったんだけど、 一体、何のために使うのかを考えると、謎は深まるばかり・・・・(爆笑)。 ちなみに、山賊にこの話をしたら、「買ったヤツは懲罰房行きだな」 と言い切った。
御下劣御免!!!! それとなく人の目に触れるような内容ではないなと思ったので、投票ボタンの裏に隠させて頂きました。 でも、この山賊の言い分もなくはないな・・・・と思わず納得してしまったあたくしは、 多分以降数年、このネタを忘れることなく、思い出すたびに、何でか笑ってしまうんだろうと思う(苦笑)。 そして、何でこんなことばっかり覚えているんだろう・・・・?と、首をかしげ、 アイザック・アシモフの格言を思い出した瞬間に、もう一度深い納得を手に入れるのかもしれない。
一応、あたくしは「モノカキ」としての側面も持っているので、 どうでもいいことでも、とりあえず脳みそに留めておくことに神経を集中させる。 ドラマの1シーン、かつてあった珍事件・・・・自分の作り出すフィクションとかぶると 何か腑に落ちないことにもなるので、多分、どうでもいいことに対しても 執念じみた情熱を燃やすんだろうな、きっと。 (単なる言い訳じゃないことを祈りたい・・・・( ̄∇ ̄;))
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