2003年05月23日(金)
ヒメ様あつかい


この世に、あたくしのことを「ヒメ様扱い」してくれる親類が一人だけいる。


叔母・チカコである。


サヨコチカコと3人で、長島のアウトレットモールに行ってきました。


チカコはあたくしに、ホットパンツとベルトとシャツを買ってくれました。
サヨコはパンツ3本に靴2足買ってもらってました。
チカコはまた、一月しないうちに辺境の地、サウジアラビアに旅立ってしまうのです。





御年、61歳・・・・。
彼女の世界巡りは続きまくっている。


彼女には娘はいなくて、2人の息子は自分の気に入らない嫁と結婚していった(爆)。
あたくしから見れば、いとこのお嫁さんたちは、いとこの出来の良さからいって、
凄く妥当で、出来た人たちだと思っているのだけれど、
叔母・チカコはあんまりお気に召していない模様・・・・。


娘が欲しかったぁ・・・・・。
コレが彼女の口癖で、息子たちが結婚した暁には、彼女たちを世界旅行に連れまわしたりするのが
夢でもあったわけだ。
しかし、お嫁さんたちの趣味とチカコの趣味というのは、本当に逆ベクトルで、
そんなわけで、「ヒメ様」の役割はあたくしへと矛先が向く。


幼少の頃から、

「夕雅さん、アレ買ってあげる、コレ欲しくない?」

というのが続いてきた。
チカコの差し向けるものは、柄や色が派手で、
白・黒・グレー・青といった寒色系を好んでいた10代の頃までのあたくしは、
それこそ、今のいとこのお嫁さんたちみたいに、頑なに自分の主張を押し通してきたわけだけど、
さすがにこの年齢になると、身につける洋服の色も、多少鮮やかな方が顔色も良く見えるし、
デザインも多少奇抜な方が、若くも見えるということで、
ここ最近では、チカコからの提供物は、それこそミカンの皮でも頂くようにしている(爆)。




この日、サヨコは運転手、チカコはスポンサー。
・・・・そしてあたくしは荷物持ち( ̄∇ ̄;)
彼女たちは買ったものをあたくしが全て持つので、あちこちの店に入っては、次々に試着。
結構楽しそうだった。


あたくしはといえば、ここ最近出かけるといっても、相手はほとんどぷよ2だし、
運動らしい運動なんかもしないから、荷物を持って歩き回るというのも、特に苦でもなく、
彼女たちの奇抜なファッションショーが見た目的にとても面白かった上、
自分でもちゃんとしたものを買ってもらったので大満足だ。




そんな大満足の中、帰って来た矢先にチカコから電話が入った。

「はい、日野です。」

「あら、夕雅さん? 無事に着いた??」

「うん♪ 今日は色々買ってもらってありがとう♪ 楽しかったよ。」

「そ〜ぉ? あのさぁ、あたし思ったんだけど、夕雅さん、実はそんなに買ってないんじゃないの?
もしアレだったら、まだ向こうに経つまでに日もあるし、何か好きな靴でも1足くらい買いなさいな。」


「うわぁ〜♪ 何て殊勝な・・・・勿体無い!!
今日は欲しいものは全部買ってもらったから、もう別にいいのに。」


「どこかで見つけたら、サヨコさんにでも言って買ってもらっときなさいよ。」

「うん、ありがとう♪ そうさせてもらうわ♪」




どこまでも、「ヒメ様」なあたくしなのであった。
パラサイトシングルなので、スポンサーがいる時に、とにかく欲しいものをゲットしておく・・・・
というのは、まぁ基本中の基本だけれど、29にもなってこの有様はいかがなものかしら・・・・
と反省はしている、コレでも(爆)。


と言ってはいるけれど、実は本日ゲットしたものは、何も洋服関連だけではない。

↑ありがたや・・・ありがたや・・・

実は、あたくし。
これらの商品がいくらするのか、全く知らない。
自分でそれこそ何本も持っているけれど、それらは全部、チカコから流れてきたものなので、
本当はいくらくらいのものなのか、全く知らない(爆)。
「ヒメ様」というのは現金を持ち歩かないものだが、これら商品の価格を知らない時点で、
あたくしは立派なヒメ様なんだなと思った(爆笑)。





・・・・現金は、ないので持ち歩かないというだけのこと(爆笑)。

あさみ


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