雑記。

2002年02月11日(月) ステキなお宅訪問

↑みたいな取材仕事を住宅雑誌でしておるのですが、先日伺ったお宅が、てめえの家を紹介しようと思い立つには壮絶な状況でありました。いや、我が部屋を振り返るに、人様のことをとやかくいえるものではないのですが、少なくともワタクシは部屋を雑誌で紹介したいと言われたらソッコーでNOと叫ぶ日本人なので、とりあえずいまは人様のお部屋に何か意見できるのではないかと推察。
記事はまーよーするに建築会社の広告ページなんで、建てた会社が「この家を紹介します」つって指定するのだけれど。そして確かに12月に建てたばかりのお家はチレイだったんだけど。家主は仕事とかで挨拶したらとっとといなくなって、あとはヨロシク〜てな段取りだったのだけど。
クリームイエローと白をベースにした窓つきオープンキッチンの流し台には、なぜか水を張ったボウルにごぼうのささがきが中途半端につけてあるのです。そして使いかけのゴマ油の口があいた瓶が不安定にナナメったままシンクに立て掛けてあったり、高そうな使用済み花柄ティーカップ&ソーサー3組が芸術的に積み上げられていたり、かつおぶしが天板に散乱していたり、伏せたボウルの下にフライ返しが潜んでいたり、ハシがバッテンに置かれていたりするわけなのです。そして茶の間のちゃぶ台には均等に腕時計や老眼鏡やハンカチや領収書や年賀状やリモコンやらが配置され、主の歩いた軌跡を描くかのように、書類やら新聞やらが床に散乱しておるのです。そして家主は確かこう言って出かけたはずなのです。「納戸以外は撮影していいわよ」 さつえい!? どこを!!!?…片付けました…片付けましたよ。カメラマンの労働時間のゆうに十倍ぐらいをかけて。そして片付けたときの2倍の時間をかけて復元しましたよ…現場を。もちろんハシはバッテンに、ごぼうはささがいた途中に。家主はたぶん雑誌があがってきてさぞ驚かれることでしょう。つか気味悪いと思うんだよな。元通りって。ぎこちなく「一旦よけさしてもらいましたー」的整理具合にしとくほうがいいって提案してみたんだけどね、もうみんな元通りに復元することに燃えちゃって。
その住宅雑誌は3月末に発売です。楽しみです。


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amaru