2004年06月21日(月) 君


どんなささいなことでも、君の話はよく聞いてるし、覚えてる。
だから、私の記憶と君の言動を照らし合わせると、
おかしな部分が見えてきちゃうんだ。
それがどんなに私の望まないことであってもね。
四日間じゃなかった。
手をつないだだけじゃなかった。
そういうことを疑う気持ちはあったけど、信じてた。
疑っちゃうのは、私のマイナス思考だって思ってた。
君はまだ全部話してくれないけど、分かってる。
嘘つき。

たぶん、ひきょう者のくせに正直者な、矛盾だらけの君のことだから、
嘘をついたんだよね。
嘘をついてしまったし、嘘をついてくれた。
まだ私と一緒にいたいと思ったから、嘘をついたんでしょ?
でも、嘘をひとりで背負い込めなくなって、私に話したんでしょ?
苦しんでるとか迷ってるとかもそうだけど、
悩んでるのがいちばん伝わってくる。

私がやさしければやさしいほど、なんでも許してあげるほど、
君はもっと後ろめたくなってしまうのかも知れないね。
ほんとは私だって怒ってわめきたい気持ちもあるんだよ。
何があったのか聞いたりするのは、その気持ちがはみ出てしまった時なんだ。
でも、そんなことよりも、大好きな君のありのままを全部
受け止めてあげたい気持ちでいっぱい。
そして、その片隅に怖がる気持ちもちょっぴり。
あとひと月の間に、また何かあるんじゃないか。
もう私のもとに戻ってこないんじゃないか。
夜、部屋にひとりでいると、そんな悪い考えが浮かんでくることもある。
そうすると、あとひと月がやたらと遠くに思えてきて、
待ってる意味なんてあるのかな、なんて弱気になったりして。
でもさ、そんな時は決まって、自然と君の笑顔を思い出すんだ。
それでね、こう思う。
あぁ、私、この笑顔が大好き。
キラキラしてて、甘くって…。
君の笑顔をもう一度見たいから、あとひと月、待とう。
そして、どうかもう一度君の瞳に私が映りますように。



  OLD NEW

// えじお / MAIL / HP //

My追加