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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年06月28日(木)
よい先生、ワルい先生、フツウの先生(4)

大学には色々な先生がいます。
よい先生、ワルイ先生、フツウの先生。
もちろん、好きな先生、嫌いな先生、どうでもいい先生も。
その日何らかの意味で気になった先生をご紹介するこの企画。

今回はよい先生編。
世間様で言われるよい先生と意味合いが一致するかどうかは別として、
とにかく私が独断と偏見で評価する好きな先生です。


第四回:良い先生編 「ロシア語」

 別にこの先生好きでもなんでもないんですが・・・。
 世間一般の基準から考えてよい先生と言えるかどうかも疑問ですが・・・。
 でもありがたい存在です。

 実は、私、今年は「ロシア語」関係の単位を2つも登録してます。
 中国語と4年間格闘して今度はロシア語・・・。
 心機一転ロシアの言葉を身につけて・・・なんて気持ちはさらさらなし。
 何故って、登録したのはロシア語入門じゃないんだから。
 ロシア語入門を既にとった人が受ける授業を登録してます。

 じゃぁ、実は私はロシア語を話せるのか!?
 もちろんそんなわけはありません。
 
 以前(かなり前)日記に登場した鎌倉君からの情報、
 「あの先生は1回出席したら単位をくれる」 
 というのを真に受けました。

 そんなわけで今まで一回も出席したことなんてなく、
 しかし真相を知らぬままと言うのもちと怖いので今日は出席してみました。
 3時間目がロシア語文化事情。
 4時間目がロシア語原典演習。
 授業に出たらいきなりロシア語のビデオが流れる。
 
 ・・・・・・。
 何いってるかさっぱりわからない。
 先生が出席を取りながら一通り全員に聞き取れた内容を聞いていく。
 「わかりません」
 「わかりません」
 「わからないです」
 「わかりません」 
 「わからないっす」
 ほとんどド近眼の視力検査だ。
 かくいう私も
 「わかりません」
 
 一部にちゃんと聞き取れた人もいてそういう人がちゃんと答えてくれる。
 多分毎週まじめに出席してる部類の人々だろう。
 周りの人に超小声で情報収集してみる。

 「ねぇねぇ、これって出席1回すれば通るって本当?」 
 「え?3回じゃないの?」
 「あ、私は昨年1回で通ったよ。」
 ちょっと情報が混乱している。
 後で先生に直接聞いた方がいいな。

 やがて先生がさっきの文章に訳をつけ始める。
 
 これは、私の尊敬するおじいちゃん(の写真?)です。
 これは、私の尊敬するおばあちゃん(の写真?)です。

 ・・・・・・。
 ロシア語って難しいんだなぁとつくづく思った。
 これって・・・英語だと中学生レベルじゃないっすか?


 したら先生がまた次のパートのビデオを流し始めた。
 やっぱり何いってるかわからない。
 あ、でもなんか子供が名前呼ばれてる。
 ニック?
 さっきのパートでも出てきたよね。
 後は・・・・ミーシャ?
 まさか、いやしかしクマのぬいぐるみだしロシア語だしやっぱミーシャか?

 なんて考えていると当てられた。
 「え、えーっと・・・確か ニックって。」
 「はい、子供の名前でニックがありましたね。」 
 「おぉぉぉ!!」←周囲の歓声

 どよめくな、どよめくな、全然すごくないから。
 そしてクマのぬいぐるみはやはりミーシャだったらしい。
 ・・・・って黒板に書かれてるアルファベット(?)が既に読めないんですが・・・。

 ともあれ、先生に確認すると、
 「1回出席すれば単位は出ますよ。
  試験?それは1回も出席せずに単位が欲しいと言う人のために・・・」
 聞く方も聞く方なら答える方も答えるほうだな。

 うーむ、世の中には楽に取れる単位と言うのもあったものだ。
 残り20単位のうち4単位はこれで確保。 
 
 しかしそういう楽な授業の情報と言うのは恐ろしいほど出回っているものだ。
 いくら楽だからって誰がアルファベットも不明な語学を登録するものだろうか。
 最初に見つけた人はすごいやつだったんだろうなぁ。

 そしてふと思う。
 もしかして私の留年って単なる勉強不足だけじゃなくて情報不足もあったのか?
 あー、そういえば、
 「なんであえてあんな難儀な先生の授業を受ける・・・」
 と言われた事が結構あったような気がしないでも・・・。

 でもね、でもね、
 「・・・・なんであの先生の単位が取れなくて、
  その先生の授業で80点とれてんの?」
 といわれたこともあるんですよ。

 ふふふ、結局世の中の基準で私を測ることはできないってことなんですね♪
 (まとめが意味不明。)