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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年06月23日(土)
食欲のある日とない日はラーメンを。

いつものラーメン屋さんです。

気分的に今日のは昼御飯を食べるタイミングを失っていた。
だから夕方にはとてもとてもお腹がすいていた。

今なら・・・力一杯・・・・喰えるな・・・。
(一瞬キラリと目が輝く。)


こういう時、決まっていくのが近所のラーメン屋さん。
お金がないときはあまり外で食べないので月1回ペースだけれど、
今月は超緊縮財政が成功して多少お金があったので2週連続。

先週と違って今日は雨のせいもありお店はすいていた。

「ラーメン大盛りと、ライス!」
お腹ぺこぺこの私は力一杯食えるメニューを注文する。
ライスはおかわり自由である。

と。

「それやったらから揚げ定食のラーメンを大盛りにする?
 それでも値段一緒やで?」

あ、本当だ。

「あ、じゃ、それ。」

食べ放題のキムチを皿に取っているとまずライスを出してくれる。
勢いこんで口に運んでいると大ラーメンが登場。

しまった・・・これにから揚げがつくんならラーメン大盛りじゃなくてよかった。

普通、ラーメンの大盛りって言うと1.5玉らしい。
が、ここのは2玉入っている。
空腹のあまり無謀な注文をしたがでも喰えない量じゃない。
しかも「ライスおかわり自由」をわざわざ確認しといて、
1杯(といっても結構量多いのだが)だけで終わるのもちょっと格好悪い。

店内にいた私以外唯一の客の小泉政権批判に耳を傾けながら、
大量の夕食をがんばって、しかし無理してではなく美味しく味わう。
大将が小泉政権批判の合間に聞いてきた。
「おかわりは?」
「じゃぁ、半分だけ」
「はい、半分ね」
満面の笑顔で返してくれる。
とても人好きのする笑顔で。

小泉批判のおっちゃんが帰ったところで大将が話し掛けてきた。

「お腹すいてたから御飯たくさん食べようと思ったら、
 ラーメンの大盛りがきつかった?」

うん。でも並と100円しか違わないのにこの量は安いよ。

「やっぱり自分がお客さんやった時に、
 値段に対してがっかりしたこととかあったから、
 できるだけ安くするようにしてるんよ。」

なんだか客商売のかがみのようなお言葉を聞かせていただいた。
師匠ってよんでもいいか?(笑)


そしてどうやらそろそろ大将も私を常連と認識し始めたのか、
帰りにはこう言ってくれた。
よく考えたら初めてだった。

「また来てね。待ってます。」