フードコーディネーター小暮もも(市川由衣)は、嗅覚がない。 大きな木造の一軒家に作曲家の父親(宇崎竜堂)と2人で暮らしている。 父親は多忙で家をあけることが多く、ももはいつも一人ぼっち。 そんなももの下に、姉と名乗る女性が突然現れた。 しかもその姉・かりん(池脇千鶴)は、普通の人と様子がちょっと違う。 アスペルガー症候群の姉と失われた時間を取り戻す中で、それぞれが何かを見つけていく。。。
上映時間が75分という短い作品なので、ストーリーを突き詰めていくというより、雰囲気を見るといった感じ。
「生活感」からちょっぴり離れたオシャレな家やインテリアや、主人公2人の衣装なんだけど、全体的に照明を抑えた映像や音が、逆に日常感を表していた不思議な感じでした。 スクリーンから匂いは伝わってこないけど、ももが鼻が利かない役なので、監督さんは余計に音にこだわったのかなぁ…そんな印象でした。 劇中音楽も良かった。
ただオシャレな雰囲気だけでなく、かりんがアスペルガー症候群という設定なので、病気の行動や言動、また、かりんに対するももの接し方なども、短時間で上手く表現していたと思います。 かりんを演じた池脇千鶴の演技は凄かった〜。
映画の中で、街灯がキーワードになっています。 帰り道、運転しながら天竜川の橋に立っている街灯を眺めて、とっても心地よい気分になりました。
しっかし、この小作品をよくこっちで上映してくれたなぁ。 といっても、1日1回だけど…。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE (本日購入)
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