| 2007年10月02日(火) |
『エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜』 |
1915年。 パリのベルヴィルで生まれたエディットは幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せて育てられる。 一度は失明したものの奇跡的に回復し、戦争から帰還し、大道芸人として生計を立てていた父に引き取られ、日銭を稼ぐためにストリートで歌っていた。 偶然、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに認められ、その歌声から“ピアフ(雀)”と名づけられる。 やがて世界的なスター歌手となった彼女は、生涯最愛の恋人マルセルと出会うのだった。。。
幼少期から亡くなる47歳までを一気に描いているので、ところどころ駆け足になって、「もう少し深く描いて欲しいなぁ」という部分があるけれど、とにもかくにも、主演のマリオン・コティヤールの大熱演が全ての作品でした。
個人的には、賞の云々はそんなに強く思わないけど、このエディット役の熱演は、なにかしら形で評価されて欲しいなぁと思う演技だった。
多分、見た人全員が「マリオン・コティヤールの普段の姿と同一人物とは思えない!」と驚くと思うけど、私も、本当にビックリした。 髪型や特殊メイクで工夫されているとはいえ、「ここまで化けられるものか…」と、ただただ感心するばかりだった。 女優って凄いね。
47歳なんて、今の時代からすると、ヘタしたら人生の半分です。 その短い生涯を、倍の歳に見えるような壮絶な生き方をしたエディット。
ドラマティックな人生というのは、(ドラマティックに)生きようとして生きれるものではないと思います。 その人にしか分からない幸せや不幸せがある。 人は、一生涯を終えても、人生の答えは分からないんじゃないかなぁ?と思いました。
♪BGM〜『ヘアスプレー』サントラ
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