####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2003年07月22日(火) 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』

パート2が1を越える事は不可能。

1は、「もう1度見たい」と思い、2回見に行ったし、テレビで放送された時も見た。
でも、今回は、また見たいと思わない←これが全てかなぁ。

『踊る大捜査線』は大好きだけど、この辺で終わった方が“伝説”になって良いんじゃないんでしょうか?

ってか、正直、所轄vs警視庁のネタは、もう限界でしょ。
当初、この手のネタや切り口は、とても新鮮だった。
けど、いい加減「もう、分かったから」って感じ…。
本店さん登場しようが、所轄ないがしろにされようが、そんなん、もう見てる皆、分かってる事だもんね?
「偉い人は上にいってくれ」「俺らは現場」、、、バカのひとつおぼえみたいに、こればっかりじゃさぁ(;-_-+
これで引っ張るのは、いくらなんでも、もう無理がある。

もっと、事件そのものに力入れてストーリー書いてよ。
もっと、捜査しようよ(笑)。

もし、これ以上やるなら、
(以下↓思いっきりネタバレ、スクロール)
誰か死なないと、物語的にキビシイ…と思う。
今回、すみれさん殉職で良かったのでは?

と、私は思ったりするのです。

以上。

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7月の前半、読書まとめ。

『東京物語』(奥田英朗 著)★★★
1978年、田村久雄は、大学進学の為、名古屋から東京へ。
大学を中退しコピーライターになった主人公の18歳〜30歳、70年代後半〜80年代を描いたストーリー。
爽やかで良い小説だった。
久雄と同年代の人にとっては、メチャメチャ面白い本だと思う。

『真相』(横山秀夫 著)★★
横山氏、お得意の短編小説。
いつも警察関係者が主人公の話なのに、これは普通の人(というか、警察官以外の人たち)が主人公になっていた。
びっくりするほど、面白みに欠けていて、「横山さん、どうしちゃったんだろう」という感じ…。
毎回言ってるけど、とにかく、長編を書いて欲しいと思う。

『夢顔さんによろしく』(西木正明 著)★★★★★
昭和20年12月16日、元内閣総理大臣、近衛文麿は自宅で服毒自殺をした。
その頃、近衛家の長男:近衛文隆元陸軍砲兵中尉はシベリアの収容所にいた。
満州で終戦を迎えた文隆は、ロシア軍に捕えられ収容所送りとなった1人だった。
名門、近衛家の長男として、日本を担う存在だった彼の波乱万丈の生涯のストーリー。
来月、この本を原作にした四季のミュージカル『異国の丘』を見に行くので、「原作読んだら、映像は見ない派」の私としては、当初、読む予定は一切無かった。
が、図書館で、ふと目に止まってしまい、借りてしまい、読んでしまった。
正直、読まない方が良かった・・・というのも、この本、予想外といったら失礼かもしれないけど、素晴らしく良かったから。
この原作を越えるモノなど、どう考えても無理…(だから、先にミュージカルを見てから読むべきだった…)。
こんな良い本が、どうしてベストセラーにならなかったのか不思議でたまらない。
日本人として、人間として、手に取ってみる価値がある1冊です。
ページを開いたら、一気に惹き込まれますから。
文隆の人柄が魅力的で、ナゼ、こんな運命になってしまうのか、切なく悲しく、後半は涙無しには読めません。
この本の中に描かれてる事って、たかだか5〜60年前の事なんですよね…。
もし、日本が戦争に勝ってたら、どうなってたんだろう…。
軍事国家になってたんだろうか…。
私は別に右でも左でも無いけれど、現在の日本に生きる、1人の日本人として、いち人間として、この本を読めて本当に良かったと思う。
皆に大オススメの1冊ですが、特に『スパイゾルゲ』の映画を御覧になった方、悪いこと言わないから、騙されたと思って読んでみると、相当、面白いはずですよ。

ちなみに、、、細川護熙元総理は、近衛文隆の甥っ子(妹の息子)です。

♪BGM♪〜『ダン・モニール』by:小野リサ

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書き手: みぃ♪
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