日記×エッセイ...みち

 

 

映画「おくりびと」を見てきました。 - 2008年10月12日(日)

今日は約束していたのにドタキャンされて、がーん、という出来事が起きました。
ドタキャンした方の性質を思うと、「同じようなケースが起きた時は、あなたもわたしをドタキャンして優先させていいよ」っていうように思っているんだろうな、ただそれだけだな、と思います。
(ちょっとご自分に対して優しくないところがあるみたい)

そうであっても、えーって感じでした。

ちぇーっと思い、その感情を味わって、感情によって出てくるような自分の中の幻想(誤解)を解消してあげて、他の方に連絡を取ってみるも、いかんせん連休ですから予定入ってます。

仕方ない、録りためてた番組でも見るか、と思ってふと気づきます。
自分に時間がなくなるのは、自分でそうしているんだなあ、と。
仕方がないって・・・見たかったんじゃなかったっけ?その番組、と。

で。
録画していた番組を見たら、「見たいと思うものしか見ない」と決め録りするので、めちゃめちゃ満足な内容でした。
よかったわー。(感動物だったので泣きまくる)

そして、まだ時間があるから、「見たいのだけど時間がなくてなかなか・・・」と言っていた映画を見に行くことにしました。

見に行ったのは「おくりびと」。
おすすめされて気になっていたのだけど、「時間がなくてなかなか・・・」としていた映画。
今日は時間があります。
たぶん、今日は「時間がなくてなかなか・・・」と後回しにして結局やらないようなことをする日なんだ、と思ったので(状況がそう動いていたのでそう思う)、映画を見に行くことにしました。

すごくよかったです!

美しい・・・。
本木さんの所作が、音楽が、優しさが美しい。

笑っちゃってぐいっと映画に引き込ませられるところと、じっくり見せるところとのバランスが素晴らしいと思います。役者さんもみなさん素敵でした。
わたしは後半ずっと泣いてました。感動させよう、という感じではなくて、「この人は愛されていたんだな」「愛だなあ」「生きていた時、こんな感じの生活だったかなぁ」と感じるシーンが多くて、うれしさで胸いっぱいで泣いていました。
(うれしすぎて胸が痛くて、ヒーリングしながら映画を見る始末)

本木さんの演じた役の繊細さが、納棺師が適職と判断されたのだろうなと思うし、その繊細さは受け継いだんだろうなって、お父さんもそんな感じだったんだろうなって、親子なんだなって、そう見ました。

「生きている」ということの素晴らしさ、生々しさ、パワフルなエネルギーが、死する者への尊厳の姿でとても感じられました。

たくさんヒーラーさんがいるなかで、「お願いするならあなたに」とわたしもそう思われるようでありたいなと思いました。
あの美しさは取り入れようと思います。

映画が終わって室内が明るくなっても、誰も立とうとしないような映画でした。
(外に出る前に、泣き顔や気持ちを整理していたり・・・)
大満足でした。おすすめです。
お時間がある時にでも。

今日は、ドタキャンされるのは嫌だから、彼女との関わり方もそうならないようなものに整理しようと意識できました。
自分の感情の流れ方も見ることができました。それなら、わたしはどうあればいいかを意識することができました。
家族とどう接したいのかがわかりました。
自分がどのようなヒーリングをしたいかがわかりました。

というわけで、わたしは今日、時間があることでたくさんのものを得ることが出来てラッキーでした。


...




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