Diary?
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岩波ホールで「酔画仙」。朝鮮王朝の末期に実在した画家の物語。
客層は年配の女性が多い。いわゆる「韓流ブーム」の余波と思われる。
韓国の映画って、最近のアクションものも純愛ものもあるけれど、この映画のように「情念どろどろ、悲惨な人生の物語、でも映像が美しい」といった特徴を持つ一連の映画が存在している。私はそれが好きで観に行っている。「春夏秋冬そして春」の時も思ったけれど、韓流ブームの流れでこれらの映画を観てしまったおばさま達は、一体どのような感想を持ったのだろうか。このタイプの映画に共通することがもう一点、ものすごくリアルなセックス描写ってのもあるのだ。別にことさら裸や性器を映したりするわけではないが、もうエロとかいってられないような動物的なセックスが描かれる場合が多い。今日もそういうシーンがあって、客席が息を呑んで固まっている感じがありありと伝わってきて、何となく親と一緒にテレビ見てたら濡れ場が始まってどうしましょう的な身の置きどころの無さ。終わってからも、みんな映画のことを全然喋っていなかった。いきなり「昨日の韓国ドラマが」って話になっててちょっと面白かった。
お昼過ぎに終わったので、神保町をぶらぶらしながら文銭堂の地下の「莉須凡」でお昼。けんちん汁セット。ほどよく煮詰まって味のしみたけんちん汁と、今日のおかずは竜田揚げとシャキシャキのきんぴらゴボウ。ここのご飯はすごく普通で良い。特にごちそうではないけど、ちゃんと作りましたという感じがする。そういえばここは甘味処なのに、お弁当しか食べたことがないなあ。
あ、昨日のカレーは大成功でした。すごくコクが深くなった。果物系のチャツネは酸味があるけれど、お茶ジャムは酸味じゃなくて苦味だからなのか、大人の洋食っぽい味に仕上がった。ハヤシライスやビーフシチューにも入れたらいいかもしれない。
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