Diary?
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今週は映画を二本観に行った。
水曜日は「茶の味」を。 ・・・バカ映画だ。面白かったけど、ビデオでもよかった。 ちょっと変わったドラマ、なテイスト。 キャラの立ち方からいっても、TVシリーズにしたらよかったかも。
今日は「雲 息子への手紙」。これは、すごく好き。 そういえば私はコヤニスカッティも好きだった。こういう映画に弱いみたい。
とにかく空と雲を映し続け、時々息子への手紙の断片がナレーションされる。 断崖から流れ落ちる雲が圧巻だった。 あと、火山から本当に「輪っかの雲」が出ていたので仰天した。あれは漫画的表現だと思っていたのに。
私は空ばかり見ている子供だった、らしい。 今でもそうだから特に意識していなかったのだけど、この間父が「うちの猫は雷が鳴るとすぐ外に出て行って雷を見物している。こどもの頃のお前にそっくりだ」と言った。今でも新宿の高層ビルの展望室から稲妻を見物したりしている。何年か前には同僚から「建物の外に出ると、最初に必ず空を見ますね」と言われて、そういえばそうだなと思った。デジカメを手にした時には当然のように空の写真を撮り始めた。
田舎の風景を思い出そうとすると、家の前で寝転がって見た流星群やら皆既月食とか、満月の夜の濃紺の空に白い雲が走っていたとか、田植え前の田んぼの一面の蓮華の中に寝転がって見た空が泣きたくなるような色だったとか、飛行機雲が消えるまで見てたとか、そんなのばっかりだ。
空や雲ばかり見ていたからといって、「あの雲はソフトクリームそっくり、おいしそう」だの「あの雲に乗ってみたいなあ」などという可愛らしいことは微塵も考えなかったし、今も考えない。ただ見てるだけ。そこにはむすうの色とむすうの形があって、ただ見ているだけで精一杯だ。
でもやっぱり好きなタイプの雲っていうのはあって、積乱雲の端っこだけに光が当たって縁取りみたいに光っているのとか、高いところに真っ白な緻密な雲があってその下にふわふわした灰色の雲が流れて行くのとかが好きだ。今の職場は湾岸の20階だから雲を見るには絶好のロケーション。
そして私の夢、夢の夢じゃなくて現実的に、例えばある程度お金持ちになったら何をするかというレベルの夢は、「アラスカか北欧にしばらく滞在してオーロラを堪能する」だったりする。マジで。アラスカの地名なんて全然知らないけど、フェアバンクスだけは知っている。
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