| 2010年05月13日(木) |
ジャジュカはどこに行ったのか |
にのらです。
皆様の温かい励ましを受け、なんとかくじけずに頑張りまして、 12月に出雲大社で挙式を行うはこびとなりました。 戦国にハマるまでは、神社で式なんてまったく考えてなかったのに、 2年前に出雲に初めて行った時には「あ〜やっぱり和風でしたいもんや」 と思っていましたが、まさか現実に起こりうるとは。ディスティニー。 とりあえずおおまかな骨組みが決まったので、ホっと一息と思いきや、 会社の引き継ぎが思いつかないほどあって、次の憂鬱がにのらを 襲うのであった。
☆スペロマ好きでエスカ観終わった方☆
 コングラッチュレーション!
通勤の合間を縫って、セレナその後の考察を練っていたんですが 間に合わなかったので落書きでお茶を濁してしまいましたが、 とにもかくにも観終わられるのを楽しみにお待ちしていました!
想いの力が凄すぎるのも作品の大きな面白さのひとつでしたね。 黄金律作戦の回は今思い出しても腹がちぎれそうです。 女子高生を月の裏まで連れ込むわ、戦争は止めるは、巨大マシーン はぶっ壊すわ。もはや想いの力は原油か原子力に等しいパワーを 持っているとでも言いましょうか。そんなところも魅力的・・・。
にのらは包み隠さずディランドゥが大好きですが、バァン様も ドライデンもステキすぎて心が定まりません。でもやっぱり 男前はジャジュカでしょうか・・・あんないきなり超新星で 現れて、ディランドゥの事を知りつくしたキーパーソンで ありながら(だからこそ終盤にしか出られなかったのかもしれませんが) 散り際のあっという間さがもったいないの一言につきます。 個人的には、セレナに戻った後も、兄よりもジャジュカへの 依存心が強烈に残っていて、兄をやきもきさせるという展開を 夢想しているのですが、ちょっと話が兄×妹な展開を醸し出して 来ていて、出していいものか迷ってしまいます。
やっぱりラストシーンはいささか憂鬱でしたよねえ・・。 にのらもなんとか良い気持ちになれないものかと、ひとみの孫娘の話を 温めていました。
ひとみの孫娘のお話
私はおばあちゃんの話を聞くのが大好き。 ママはいつも、おばあちゃんが昔話を始めると 少し嫌そうな顔をして、あっちへ行ってしまうけれど、 そうなればしめたもので、私は思う存分ガイアのお話を おばあちゃんにせがんだものだった。
それはもう何十年も前、おばあちゃんが高校生だったころのお話。 初めての恋のお話から始まって、月のあちら側にあるという ガイアという星に飛ばされたお話。
美しい剣士には隠し子がいたり、狂った騎士は彼の妹だったり、 それを追いかける美しい御姫様にはちょっと素敵な婚約者がいたり、 猫と人間のハーフみたいな女の子はすっごくいじわるで、でもときどき 良い奴で。竜に変形するロボットの戦いに固唾を飲んで聞き入った。 彼らと過ごした冒険物語は、平凡な毎日を過ごす私にはとっても刺激的で、 とってもロマンチックだった。
ママはおばあちゃんの話を、つまらないおとぎ話だと言ってすごく嫌がる。 昔おばあちゃんは「カミカクシ」っていうのにあって、 家出娘のレッテルを貼られてご近所ですこぶる評判が悪かったそうだ。 お母さんは、お母さんのおばあちゃんからその話を聞いてから、 おばあちゃんの昔話に「ついていけない」と言って怒るのだ。 よくわからないけれど、それはとってもおかしくて、いけないことらしい。
私はその話をもう何度も何度もせがんで、何度も何度も聞かせてもらったけれど、 どうしても、おばあちゃんがはっきり聞かせてくれない男の子の話があった。 それは最初にたどり着いた国の王様だったとしか教えてくれなくて、 しつこく聞くと「忘れちゃった」と言って笑うのだ。
確かに、おばあちゃんが男の子って呼ぶくらいの年齢の子が王様っていうのも変だし、 きっと本当に忘れてしまったのだろうと思っていた。
そうしていつしか、私も初めての恋を知った。 ちょうど、昔話のおばあちゃんがまだ女の子だったくらいの年だった。 もちろん家族にそんな話はしなかったけれど、なんとなく、 おばあちゃんには教えてあげようと思って、報告してあげた。
おばあちゃんが初めてバァンという男の子の話をしてくれた。
もうずいぶん、長いこと同じ話を繰り返し聴いて、すっかり覚えて しまっていたはずのお話に、初めて出てきた名前だった。
もう、私は大人になって、おばあちゃんは亡くなってしまったけれど、 バァンの事を幼いころの私がどんなにせがんでも秘密にしていた理由は 今となっては心からわかるの。
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