台風は来るわ、 咽喉は痛えわ、 それに伴って耳は痛えわ、 肌がかさかさして気持悪いわで。 もう、勘弁。 目醒めたら治ってろ。 ようやっと『熾天使の夏(笠井潔/講談社文庫)』読了。 発売日近くに購入し、 最初の頁を開いたが最後、 現在の現在まで部屋の隅で眠っていたいわく付きの本。 で、何とか読了した後、 著者のあとがきを読んでみたら、 >『熾天使の夏』の冒頭には、非常識に長々しいセンテンスがおかれている。 >この文章を前にして読者は、作品空間に入ることを拒まれていると感じるかもしれない。 (この後も著者は冒頭の文章について立言) と、書いてあるではないですか。 やはりこの本は冒頭が一番のターニングポイント(?)だったんですね。 何か知らんが安心。 さあ、宮部みゆきの文庫を買おうか。 おれはもう、自分を見つめはじめたぜ。 あんたはどうだい?
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