いま、実家には雛人形が飾られています。

　私が生まれた年に祖父に買ってもらって以来、２０歳ごろまでは毎年ちゃんと飾っていましたが……だんだんと面倒くさくなり（←主に管理を担当していた母が。飾る作業は基本的に二人で協力してやっていた）ひとりで全部出すのも大変だし……と長年怠けておりました。（その頃はお内裏さまとお雛様だけを飾っていました）
　しかし、完全に嫁に行き遅れた娘（涙）を見ていて、何か思うところがあったのでしょうか。３年前ぐらいから、また母が頑張って飾るようになったのでした。いわゆる「七段飾り」なので、土台を出すところから始まって、細かなパーツまで全てを飾っていくのはなかなか大変な作業です。ちなみに私は今回まったくお手伝いできず。仕込み作業？はわりと得意なのにサボってしまって申し訳ない。（が、この辺りからも母の気迫が読みとれるのであった……）
　そして、３月３日を過ぎたらすぐ片付ける、というのもちゃんと実行してくれているようです。

　さて。ちょっとした用件があって、夕方、実家に電話したところ、
「はい。○○（サコミズの本名）です！」と知らない女の人の声が！！
ちょっと動揺した私は「あれ？あの……その……もしもし」と繰りかえしてしまい、「はい、○○ですが？？」と不審がられる始末。
やっとのことで「あの……ユキです……」と名乗ったら、「あら〜。（電話のむこうに）ユキちゃんから電話ですよ〜」と。
　どうやら、せっかく飾ったんだから〜と父の知人たちが集まって、実家で宴会が行われていた模様です（笑）。宴会準備中でバタバタ動き回っている家族の代わりに、お客様のひとりが電話にでてくださったみたいなのですが、ビックリしたなぁ。
　
　ちなみに人形が苦手なサコミズは、雛人形の小道具（鼓などの楽器や箪笥、お茶道具セットなど）のほうが好きでした。ミニチュア好きも元はここから始まったわけですね（たぶん）。
　あっ！あと男の人形が帯刀（？）しているのですが、この刀が小さいながらもちゃんと鞘から抜けるんですよ。親が見ていないときに、弟とこっそり刀を抜いて遊んでいました（笑）。