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 生活綴り  咲紀




2003年01月25日(土)  お泊まりデートpart.2(前編)

最初に宣言しちゃいます。

22才。女。咲紀。
大うそつきでございます。


確か昨日の日記で祖父母宅へ泊まりにいくと申しましたが、


祖父母宅では泊まっておりません

素行が悪いことは自分でもよく承知しておりますが、

「仕方なかったんだもん。」←開き直り


申し開き致しますと、
いつも通り金曜日の夕方、ロールキャベツ持参で
祖父母宅へ向かう私。


インターホンを押す、私。

一度、押す→出ない。

二度目、押す→出ない。
   ・
   ・
   ・
   ・
こんなことを祖父母宅の玄関で繰り返すこと約10分。


やっぱり出ない。

今まで、こんなことはなかった。
いつも待ちかまえた様にドアは勢いよく開けられるのに…

そこで危機を感じる。
いくらゾンビの様な祖父母でも
何と言っても超高齢者。


もしかして、家の中で「何か」があってインターホンにも
出れない状況なんじゃないんだろうか?

と妄想し出すと、もうとまらない。


携帯を取り出し、祖父母宅をコールするが誰も出ない。

合い鍵ももってないし、ドアは私が突き破れるほど
簡単な作りじゃない。


「どうしよう?何かあったの?」

と思いながら、ドアを叩くが反応はない。



そんな時。

自宅から電話があった。

「あっ、咲紀〜。今日、おばあちゃんとおじいちゃんは
老人会の旅行で城崎に行ってるから、いないよー。
お母さん、ころっと忘れてたわ。帰っておいで」

と、さも楽しそうに言う母。

22才。女。咲紀。

血管が切れそうになりましたね。
久々に身体中の血が熱くなるのを感じました。

それでも、母に悪気はなかったと思い直した私。
でも、素直に「家に帰るー」なんていう訳はありません。

「分かったよ。じゃあ、ここまできたついでだから
大学の友だちの家に泊まらせて貰うわ。明日帰るから」

と、スラスラでてきます。

あっ、大学の友だちはほとんど他府県で祖父母宅の近くに
大学の友だちがいるなんて嘘っぱちです。

だから、私、

嘘をついたということです。

嘘つき咲紀でございます。


母がころっと忘れていたと言った瞬間、
身体中の血が熱くなったと同時に、この私、

「ラッキー。じゃあ、彼氏さん家にお泊まりしよ」

とすぐに思いつきましたね。計算高い女です。

母も「いいよー でも、ご迷惑かけないようにね」と
軽く言ってくれたので、

もう、外泊決定です。
ってことは自分の中だけで決まってるってことで…
でも、母に帰らないってことは伝えてるので後戻りはできません。
すっごく自己中な女です。

22才。女。咲紀。


長くなったのでまた続きで…

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