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■ 「第6の女神」の伝説/カオスフレア
かつて、中原には一人の女神がいた。 その名は「ヘキサ」。この地に降り立った「6番目の神」である。
女神ヘキサは心優しく、穏やかな女神であった。他の従属神(上位妖精族のような存在)たちとともにメリニュスの森に住み、時折森を出ては人々と交流し、さまざまな加護を与え、その暮らしを見守っていたという。 その関係がいつ、なぜ変化したのか、言い伝えは語らない。 はっきりしているのは結果だけだ。 女神ヘキサは死んだ。人間の6人の英雄たちによって殺された。 しかも、女神を殺した人間たちはその体をバラバラにし、その一部を持ち帰ったのだ。多くの神々はこの暴挙に怒り、嘆き、人々に呪いをかけてメリニュスの森を後にしたという。 人々は語る。この呪いのために、ルシュタリアは決して一つの国としてまとまることはないのだと。 実際、女神の体の一部を持ち帰った“英雄”たちは、その多くが体に宿っていた強力な力を手にし、ルシュタリアを支配する諸侯となった。しかし、彼らは決して一つの国として一人の王を戴くことがなかった。
2007年02月03日(土)
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