守レナイ約束...サキ

 

 

今は、どこに居るの? - 2006年09月12日(火)

泣き続けても疲れても、
夜は明けないような気がした。
いっそこのまま時間が止まればいいのか。
戻れないなら、今のままがいいのか。

それでも朝は来て、
やっぱり日は昇って。
酷い顔で自転車をこぐ。
いつもの道が、
やけに痛くて、
目に染みた。

こんな日にテストなんて、どうかしてる。
けど、それに集中できるなら幸せなのかもしれない。
そう、今は思う。


帰ってきて、
硬くなった身体に保冷剤を当てる。
掴んだ手は重たくて。
顔を撫でても、
声を掛けても、

眠っているような顔なのに。


母の実家は田舎で、
車で向かった。
道中もうっかりすると涙が零れそうで、
別の話ばかり探した。

深く掘られた穴に、
シーツで包んだ身体を。
泣かないって決めたのに。
抵抗する間も、反応する間も無かった。
土がかけられる光景を、
じっと見た。
見てるのか見えてないのか、判断も出来なかった。

ただ、呼吸が上手く出来ない。


長い1日が終わった。

でも、それでもまだ縋りたい。
夢だとか嘘に。






そこに居るはずが居ないなんて、
そう簡単に信じられるわけが無いだろうが。
ドアを開けるとそこに、まだ眠った姿があるようで。

涙は出るけど、
それはもう壊れた反応。

分かってるようで理解は出来ない。
納得も出来ない。

看取れなかった、付いていなかった自分が憎い。
助けることは出来なくても、
あれだけは出来たはずなのに。




それでも現実はそこにある。


ここにある何もかもが涙を誘う。
全てがあの子に繋がる。


小さい命で最期は何を思っただろう。



溜息ばかりで白々しい笑顔でも、
それでも日々を過ごすための道具になる。
今は、これしか出来ない。

思い出になるのも怖いけど。


...



 

 

 

 

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