思い、願い。。
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中学受験日記。 (上の子(娘)の受験は2004年2月まで)

中学受験日記から4年数ヶ月、その間、3人目出産、起業し・・・

2002年10月23日(水) 無題

夫は夕食をつまみながら、
娘が見事合格できたら、フランス料理に連れていく、と言った。

家族全員で行くのかと思った。

「二人で行く」と言った。

驚いた。

結婚して、10年も経って、結婚記念日でさえ、
何もしてもらったことなんてない。

フランス料理食べに行こうな。

こんな言葉は昔はよく聞いたけど、
結婚10年目の日でさえ、指輪1つもらったわけじゃない。

別に指輪が欲しいわけじゃない。
フランス料理に連れてって欲しいわけじゃない。

なんで私は連れてってもらえなくて、
娘なの?

なんで私は一度も連れてってもらえないのに、
私だって頑張ってるのに、
なんで娘だけなの?

びっくりした。

なんて言っていいのかわからなかった。

娘に嫉妬してる?
そんなんじゃない。



気持ちを落ちつかせ、下の子の時にはどうするの?
と聞く。

「あいつ受験するの?」

バカにしたように笑う。

「もし、受験したらパパがまた行くの?
パパは2回も行くの?」

違う、こんな事が言いたいわけじゃない。


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そういうことじゃない。

何言ってるの?


私は泣き出してしまった。

「私でさえ、フランス料理なんて連れてってもらったことない。
今度一緒に連れてくって言ってるだけで一度も連れてってもらったことない。
それなのに、なんで?
なんで?」

夫は、呆れたような、笑っているような、
不思議なものを見るような顔で、私で見つめている。

ドラマならここで、夫が妻を抱きしめ、
「ごめんな。」って背中をトンントしてるシーンだろうに。


「泣けてきちゃうよ。」

言ったっきり、その場を後にした。

娘は、塾から帰ってきて彼女の部屋にいた。
息子は、夕飯も食べずに彼の部屋で寝ていた。

風呂場で乾かしていた洗濯物をたたみ、
戻ってきたら夫はリビングで寝ていた。

まるで、私からの追求から逃れるように、だ。

夫は、私の気持ちなんてこれっぽっちもわかってない。
私だって、女の子なんだから。
私だって。。


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