French Wolf の日記
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2004年04月07日(水) 前向きなのか・・・


水曜日。

昨日計算しておいた「今日の引き出す金額と入金する金額」のリストを携えて、またもや朝一番に郵便局へ。顔なじみの局員さんしかいないのだが、毎日朝一番に ATM の前で金を入れたり、出したりしている俺は、不審人物と思われているのだろうか?

今朝もオンラインで外注さんの支払いを済ませた。今回は件数が少なかった分スムーズに行えたが、それでも心配事はつきない。

なんとまた、だいぶ前に納品し、一度見直しを済ませたものについて「再度見直し依頼」が舞い込んできたのだ。今回中身を拝見すると、正直なところミスもあったが、要求がどんどん高くなっている気がする。もちろん、支払も受けており、昨日や今日 (さらにそれ以前に) 外注さんへの支払いも済ませている。完了したと思った仕事が再浮上というわけだ。最初にこのプロジェクトに着手した際に、スケジュール管理や翻訳者への配分が最優先されており、納品も翻訳者それぞれで分納ということもあり、毎日平均 20 ファイル (各ファイル平均で約 1 万字の日本語が含まれたもの) が仕上がってくるわけだから、どうしてもこちらの目の届かないところが出てきてしまう。それをいかに最小限に抑え、納得してもらう製品を届けるか、というところが、やはり重要な点ではある。この意味で当初の納品時の品質管理体制が甘かったとしかいいようがない。言い逃れのできない窮地に立たされているわけだ。このプロジェクトについては、通常よりも高いレートで引き受けているわけだし、もっともその分外注さんへの支払単価も大幅にアップした。利益はほとんどない状態だったのだが、追い打ちをかけるように、さらに利益が蝕まれ、このプロジェクトについていえば、大赤字にまでなってしまった・・・。

「成功の反対は失敗ではなく、何もしないことだ」という言葉を聞いたことがある。確かに、失敗は今後の成功の糧になる。何もしなければ何も (プラスもマイナスも含めて) 得られない。日々の業務で、失敗を繰り返しながら前に進むしかないのだろう。自分に言い聞かせているのは、「たとえば、50 歳になって今回と同じような状況に初めて追い込まれるのと、31 歳で経験しておき、その後の対策を考えるのではどちらがよいか?」自分で自分の傷をなめているようで、気休め程度にしかならないものの、実際問題として今この問題にぶち当たるのには、きっとそれなりの理由 (それがいわゆる「神」の仕業だとしても、目に見える必然的な原因だったとしても) があるに違いない。



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