Love Letters
DiaryINDEXpastwill


2005年08月25日(木) 星屑のような夜景を見ていた


 あなたはベッドに腰掛け、

 私は窓際の椅子に座っていました。

 部屋の窓から見えるのは、

 星屑のように瞬く美しい夜景。



 人は時に

 抗うことの出来ない運命の波を

 小さな船で乗り越えなければならないのです。 

 悲しみと不安を

 淡々とあなたに打ち明けながら、




↑エンピツ投票ボタン


 あなたは私のそばに来て、

 後ろからそっと抱きしめました。

 私の肩を抱くあなたの腕は

 とても優しく温かでした。



 しばらくあなたは私を抱いたまま何も言わず、

 私の気持ちが鎮まるのを待っているようでした。

 それから、

 伝う涙を拭うように

 私の唇にKissをしました。



 あなたの情熱的なKissは、

 私の悲しみを取り払うためのものだったのでしょう。



 けれど、

 私の悲しみは取り残されたまま、

 身体の芯は熱く欲情して、

 まるで盛りのついた猫のように

 あなたを受け入れるのでした。



0574 W.S.R

人気サイトランキング


↑エンピツ投票ボタン
My追加


小夜子

My追加