Love Letters
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昨夜、
会社帰りのあなたから電話がありました。
子供達と見ていたTVの音がうるさかったので、
携帯を持ってバルコニーに出ました。
夜風が気持ち良くて、
幾つかの小さな星が瞬いていたからでしょうか。
静かに響くあなたの声を聞いていたら、
無性に会いたくなりました。
「昨日話していた旅館、
予約しておくから。^^」
「ありがと。
何だかすごく楽しみ。^^」
夜の闇を超えて
電波が私達の想いを繋ぎます。
いつもは穏やかな私の気持ちが
こんなに熱くなるのは、
夏の夜風に煽られたせい?
この切なさはどうすることも出来ない。
愛し始めた頃に
一度だけ話したことがある二人の願い。
あれから
ずっとずっと
心の奥に封印して来たのに…
親友みたいな恋の始まりだったから、
こんなに好きになってしまうなんて
思ってもいなかった。
「自分が苦しくならないように
気持ちを抑えるようにしている。」
いつかあなたは言っていました。
私達は
これからもずっと
静かに愛し合うことが出来るのでしょうか。
あの日封印した
二人の願いを
言葉に出さずにすむように。
小夜子
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