Love Letters
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2004年05月20日(木) ジェラシーに胸を焦がす時


 あなたは

 あまり嫉妬心を見せる人ではないと思います。

 私の友人関係についてとやかく聞くことはないし、

 私の過去の恋愛や結婚生活について

 拘りを見せたこともありません。



 私はあなたと一緒にいる時でも

 よく子供の話をします。

 あなたは子供達の話は新鮮で面白いと言うし、

 時には子供の学校や勉強のことで

 相談にのってもらったりもします。



 それでも

 あなたとの間には

 或る約束事があります。




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 一度あなたとこんな言葉のやり取りがありました。


 「あなたはちっとも焼き餅焼きじゃないのね。」


 「そう見える?」


 「うん。

  だって今だかつて焼き餅を焼かれた覚えが無いもの。^^」


 「自分が辛くなるのが嫌だから、

  コントロールしているだけだよ。」


 「そう…なの?」


 「たとえ過去のことでも

  小夜子と他の誰かとのことなんて想像したくないよ。」


 「そうだよね…」


 「考えても仕方が無いことは

  初めから考えないようにしている。」


 私に何も言わせない素っ気無さで

 そう言った後、

 あなたは乱暴なくらいの激しさで

 私を抱きしめたのでした。




 付き合い始めの頃、

 私はよく

 あなたの話の中に出てくる元カノの存在に

 焼き餅を焼いたものでした。

 私のジェラシーの表現方法は、

 とても幼稚で単純なものでした。

 今思えば、

 あれだけストレートにジェラシーを表現できたからこそ、

 あなたに愛されているという確信と共に

 胸を切なくしたあの想いも

 次第に消えていったのでしょう。



 あなたの胸の内にあるジェラシーは、

 大人らしい理性で

 抑制されたものなのでしょう。

 薄れることはあっても決して消えはしないもの。

 もしかしたら私は、

 あなたのジェラシーに

 あまりに無頓着なのかもしれません。



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小夜子

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