Love Letters
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私達は其の時、
モダンで洗練された美しさを持つホテルの
1階のカフェに居ました。
時をモチーフにしたカフェ。
黒を基調にしたシックな内装。
時計の形をした大きなオブジェと
フロアのタイルに書かれた大きな数字。
「明日の休日出勤、延期になったよ。」
あなたが
そう告げるまで、
ほんの数時間の逢瀬と
心に決めていた筈でした。
見つめ合って、
笑みが零れ、
心が緩み、
わだかまりが氷解していく…
帰りの時間を気にしていたのは
私の方だったのに、
自分からそう告げていました。
それから、
あなたがしばらく席を外し
戻って来た時、
「こういうのって
慣れてる奴みたいで嫌なんだけど。(笑)」
あなたは
少し照れたように笑いました。
「こっちにおいで。」
お部屋に入るとすぐに
あなたに抱き寄せられました。
「この唇なつかしいよ。」
離れていた空間を埋めるかのように
何度もキスを繰り返す
二人の吐息が熱く交じり合う
「ここも…なつかしい。」
あなたの手が
セーターの中に滑り込み、
私の胸の先端を摘む
「ねぇ。好き?」
「大好き。」
「ずっとこうしたかった?」
「あぁ。ずっとこうしたかったよ。
質問されてばかりだね。(笑)
小夜子は?」
「好き。
ずっと
あなたと
こうなりたいと思ってたの。」
「もう二度と
小夜子と
こんな風になれないと思ってた。」
「私も。
だけど、
ちゃんとこうやって戻れたんだね。」
私達はずっとキスをしていました。
話している時も
セックスをしている時も
ずっと。
小夜子
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