Love Letters
DiaryINDEX|past|will
ドクターから電話があって、
あまり期待しないでいるつもりだったけれど、
やはり心の何処かで強く望んでいたのでしょうね。
ツキの無い人生だなぁって
ぼんやり思ったら
少し悲しくなりました。
私が誰よりも愛する
かけがえのない二つの命の片方を
10年後に失うことになるであろうという
宣告の刃は、
胸に突き刺さったまま
これから先も生きていくことになりました。
宣告から3年経って
この痛みにも慣れっこになってしまった私です。
電話でドクターから
カナダでの治療の中止の話を聞いた時、
私の心は
何も感じてはいなかったのです。
私は
いつからか
自分が傷つかない為に、
何も感じない心を
持つようになったのだと思います。
このカナダ行きのオファーがあった時、
一番喜んでくれたのは
あなたでした。
私と子供が幸せになれるなら、
一年位会えなくても
どうってことないと
あなたは言いました。
オファーがあった時に
一番先に告げたのは父親だったけれど、
キャンセルになったことを
一番先に報告したのはあなたでした。
慰めてくれなくてもいいんです。
「残念だったね。」
あなたのたった一言で、
私は
泣かずにいることが出来たから。
小夜子
|