ta@NO DOUBT

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以上のサイトにて、更新報告をしています


2002年11月14日(木)
■宿題仮提出■

 本日、パスを出される。


 こちらの日記を取り上げた、お互い更新日記の中で、【invaluableが「valuateできない=とってもvaluable」なのに、“inexpensive”が「とってもexpensive」という意味にならないのは何故かなあ。こちらの方なら教えてくれるかも。】というコトで、筆者にパスが回ってきた。受験英語では、ヒッカケとして出されるこれらの単語、なぜ意味が違ってくるのか、考えてみたい。


 文献などを漁っても、らしいコト書かれていなかったので、己の意見を述べてしまうが、要は「派生した意味を付加できるか、できないのか」ってコトじゃないだろうか、と思ふ。「派生した意味」というのは、「含意」と捉える方が、分かりやすいかもしれない。


 invaluable は、文字通りに見れば、「価値がつけられない」であるが、実際には「価値がつけられない『ほどに貴重』」という、「含意」があると言える。それが、いつしか、当たり前の意味として用いられているというワケです。ちなみに、CM でも見かける priceless も、「価値がつけられない『ほどに貴重な』」という含意を持っている語の一つと言える。


 一方で、inexpensive は、「価格が高くない」、つまり「安い」となるけれども、こちらに関しては、派生のさせようが無い(そんな気がしません? 高低という「程度」が既に含まれてしまっているからかしら??)。これは、怪しい語感に基づいているだけであり、まるで根拠がございません。とりあえず、「in-」という接頭辞(prefix)は、「否定」が基本なので、そこから考えてみたワケですが、どうでしょう。


 最終的に、「語感による」という爆弾結論になってしまったが、まず考えておきたいのは、「含意が生まれるか、生まれないか」ってコトです。今後は、含意が生まれるものと、生まれないものの違いや、その基準を考える必要がありそう。以後、ケイゾクして、調査していく所存であります。




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