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2002年06月20日(木)
■認知的か統語的か■

 本日、意味論の授業1コマのみ。


 朝っぱらから、合併でもめ、人員削減を派手に行うらしい某 IT 企業からの電話で叩き起こされる。「来週の月曜に来てください」とのコト。何処に行くのかと言うと、首都「東京」です。「理系しか取らへんよ」と言わんばかりの説明会だったし、「筆記なんて通りゃしねぇ」と思ってたのに、合格だそうです。ホントに筆記の評価が出てるのか、疑わしくなる。とりあえず通ったから良しとしますか。


 さて、久々の意味論の授業。いつものプレゼントは違い、英文の文献を輪読する形式に変わっていた。機能文法(functional grammar)の文献にある「語彙的結束性」(lexical cohesion)についての記述を読んでいた。語彙的結束性とは、むちゃむちゃ簡単に言えば、「ある文章・発話には、前後で何らかのつながり(=照応)がある」ってコトです。コレが無い論文なんかは、読むに値しないそうで。あぁ、筆者の論文はどうなってしまうのやら…。


 認知的に攻めるのか、統語的に攻めるのか、これは、英語学を学ぶ時、考える時には重要な問題なのだが、筆者としては、どちらも上手い具合に取り込んで考えないと、と思ってる。今学んでいる語用論(pragmatics)や意味論(semantics)は、認知の方に重きを置く学問で、こちらの方が、実用的(practical)でオモロイ。だが、やはり英語学での「核」となるのは、統語論(syntax)であって、やはりこちらを見ないというワケにはいない。だから、折衷して考えねば、と思うワケであります。







あぁ、文献リストが増えていく…。









注:交通費は半額支給。


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