・6月25日(水)に、『長い終わりが始まる』(講談社)が発売予定。 非常に楽しみです。 ・今日発売の「アンアン」(マガジンハウス)の巻頭あたりに、記事の掲載。 ただ喋ったことの、いわゆる「恋愛談議」の記事ですが、 ライターさんと編集者さんが練り上げてくれたので、 よかったら読んでください。 ・『浮世でランチ』(河出書房新社)が重版に。 ・『論理と感性は相反しない』(講談社)も重版がかかりました。 私は、小説、エッセイ、あとがき等で、身近な人へ感謝を伝えるのは野暮だと思っています。 本は遠くの人へ届けるためのものなので、書くときは遠くのことしか考えていない。 近くにいる人へのお礼は、直接に口で言えばいい。 ただ、今書いているこの文章は、本の文章ではないので、 ここでなら書いてもいいでしょうか 小説に書きたいような文章とは違う文章を、書いてもいいでしょうか。 たとえば、河出書房新社は、私を作家として初めて扱ってくれたところで、 今まで3冊の本を出版して、どの本も、編集者さんや営業さんが、力を入れて読者へ届けてくれました。 どんな風に感謝を伝えていいのか、わからないです。 講談社には、2冊を出してもらいました。 編集部の方々、販売部の方々、面白い人ばかりでした。 仕事というのは、各々が利益を追求しているだけのことなのかもしれないけれど、 こんなに仕事が楽しいなんて、信じられないです。 取次さん、書店さんとも、いつも協力して、書籍のシーンを盛り上げてきました。 直接に会う機会のない方も多いので、この場を借りてお礼を言わせていただきたいです。本当にありがとうございます。 私は仕事をするときは、友だちや、家族や、前に一緒に住んでいた男の子や、私を人間として好いてくれていた貴重な人たちの方を向くことは、もうできません。 遠くの人の感覚神経だけを想像したいから。 しかし、今の私は、周囲の反映でしかなく、 息を吸っても、文章を書いても、 周りの人に恵まれてきたということを実感せざるおえません。 こんなにわがままなのに、自分に友だちが多いことが不思議です。 ショックなことが起きたときには、 友情と読書が、本当に役に立つなあ、と今思っているところです。 今年も半年が過ぎ、私の後半戦は、「友だちを大事にする」と「本を読む」を、やる。 まあ、仕事上のショックがあったわけなんですが。 やっぱり、仕事大好きです。がりがり書きます。 これからも、周りが支えてくれると信じます。 スポーツではなく芸術なんだから、 同時代を生きる作家たちは、 ライバルではなく協力者だと、私は思います。 書店の棚を、協力して広げたい。 工夫して、面白いことをやっていきたい。 ふざけてて、自由で、盛り上がる時代を築きたい。 この長文、どうですかね。あとで恥ずかしくなりますかね。
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