不動産屋に行ってきた。 部屋の下見をしたのだ。 話は変わるが、人と人とは、自然と離れていくことがある。 しかしお互いが自然と、ということではなく、片方では「離れたいと思ったのなら、人間関係として、きちんと挨拶ぐらいするのが礼儀なのでは」などと考えてしまうこともしばしばだ。 私もよくそういうことを考えた。「どうして早めにはっきり言ってくれないのか」「少しでも思いやりがあるなら、挨拶ぐらいして欲しいものだ」「理由があるなら言えばだけのことを」など。 でもこうやって離れていくとき、相手の好意を感じていたなら、言えないのはよくあることだ。 それに相手に対して本当のことを言わないというのも、普通のことだ。 とくに恋愛の場では、こうしたことに「礼儀」を持ち込んでも、もともと理屈でもビジネスでもないことなので、何にもならない。 こういうときは、自分で納得する理由を作ることができるとてもよいと思う。 いろいろな場面で、人は相手に答えを求めてしまう。 でも「相手がどうしたいか」をはっきりわかったところで、自分の答えが出るのだろうか。 「相手がどうしたいか」はおそらく相手はなかなか言ってはくれない。特にその「どうしたいか」がマイナスな「どうしたい」だったら、絶対に相手は言わないだろう。 だったら、相手がどうしたいか言ってくれるのを待つよりは、自分で答えを作った方がよっぽどいい。 私は今度、こういうように人が離れていく雰囲気を感じ取ったら、自分で納得するような理由を考えて、それが恋愛だったら恋愛感情はぐっとこらえて友情に持っていくようなことをしたりしたい。 現状をいい風に捉えたりはせずに、 でも悲観せずにそっと離れて、 あたたかい気持ちのままでいられるようにしようと思う。 相手には何も聞かないようにしよう。 恋愛っぽい話のついでに、こういうことも最近思う。 昔は、好きな人が「今どうしてるかな?」「何食べてるのかな?」などと考えるのが醍醐味というか、思いやりのような気分でいたけれど、最近、どうもこれは違うな、と感じる。 こういうことはただの想像だからしない方がいい。 想像したって相手のことはわからないのだから。 人のことは、会ってるときだけめちゃくちゃに集中して考えればいい。わからないことは聞けばいいし、一生懸命話を聞けばいい。 会ってないときは何も考えないのが一番だ。 これは絶対そうだ。
|