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小心者語
2004年06月15日(火)

こういう喋り方をする人は多いと思うのだけど、気の小さい私は、そんな訳がないことを喋ることがよくある。

たいして間違ってないのに、「私間違えました」
わりと関係ある話なのに、「関係ないんですけど……」
一瞬で戻る訳もないのに。「一瞬行って来ます」
など。

先回りをして予防線を張っているのかもしれないが、そういう言い方をしたからといって失敗が軽減するものでもない。

とにかく、自分の喋ることを出来る限り軽くしようという心が働くのだろう。

発音に関しても、私はのばす音が短くなることが多い。「ストローで飲む」は「ストロで飲む」、「スキーに行く」は「スキに行く」と聞こえるような言い方になる。
あと音便を多用する。「あまり」を「あんまり」「飽きた」を「飽いた」など。
多分、口をあまり動かさない、はっきりした言い方を避ける言い方になっている。

あと、「何々と思って」というときに何々に名詞や動詞でなくて、ああ、とか、うう、とかそういう言葉を入れる人が最近多い。
「びっくりした」ということが言いたいときに「ああっと思った」と言ったり。
私もよくそういう言い方をするのだけど、これも出来事を断言しないための言い方だ。

自信のない言い方というのは、自分のことだけを考えたもので、相手への思い遣りではない。
へりくだった言い方は大抵自己満足で、相手を高めるものにはあまりならない。
自分の言いたいことはシンプルにはっきり言うことが相手への思い遣りになるし、
相手を高めたいときは、自分の動作をどう言うかよりも、相手の動作をどう言うかを考えた方がいいような気がする。




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