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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

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寄生虫
2004年05月03日(月)

今日もまた目黒に出かけた。寄生虫博物館に行ったのだが、お客さんがとても多い。人というのは、ぞっとするものを見たい、という奇妙な欲求があるようだ。子どももおばさんも楽しそうだった。
しかし、気持ち悪い、と言うのは病気に対して失礼なことだとも思う。気をつけたい。
そうそう、吉野家で私は初めて豚丼を食べた。やっぱり牛丼ほどのガツンとくる感じはない。でもこれはこれでおいしいと思う。
それから自然教育園というところを散歩した。ツルツルした木やガサガサした木を見た。菖蒲が少し咲いてた。
その後、人の大学に勝手にしのびこんでうろうろしてやった。たくさんの守衛に見つかったが、怒られなかった。
あとビリヤードをした。ビリヤードというのは、ずっとしていると、会話がやんわりとしてきて、ボールとキューが記号のように見えてきてちかちかしてくる。どうせ勝たないと思うと、ふざけてしまってよくない。でも、かちん、と当たると楽器のようで楽しい。わかったふりをすると、本当にわかってきた気がする。人の気持ちと違って、決まったとおりに球は動くんだな、と思ったけれど、人の気持ちも本当は決まっているんだよね。計算で出せるって読んだ。ただ、空の雲がどういう形になるか、というのと同じくらい複雑な長い計算になるので、誰も計算しようなんて思わないそうだ。理屈で説明できる事柄だからと言って、理屈で考えることはない。いろいろなことがどういうことになって行くとしたって、例えば人と出会って楽しかったことや、言ってくれたことは、どっちにしてもこの先も宝物になるのだから、先のことをくよくよ考えるのはばかばかしいことなのかもしれない。
朝は小雨だったが、その後は少し晴れた。夜は寒かった。




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