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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

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イメージ
2004年04月12日(月)

イメージというのは不思議なもので、言葉でもなく、音でもなく、画像でもなく、ストーリーでもない。もやもや。

時代を流れてゆくもやもやもある。

昨日、美術館に行って絵を見て思ったのだけれども、例えば『ハムレット』のオフィーリアが川に流されて死ぬシーンを描いた絵というのがあるのだが、このモチーフを描いた画家というのは他にもたくさんいたはず。つまり皆が共通のイメージを持っている。でもこのシーンは劇の中ではそれほど重要な感じはしないし、オフィーリアというヒロインも、それほど魅力的なものではない。
ただ「水に沈む女」というイメージが圧倒的に魅力的だ。

上手く言えないけれど、この「もやもや」というものは、時代や国を覆うよなあ、と思った。

ギリシャ神話の女神のイメージ、キリスト教の天使のイメージ、はたまた妖精、サンタクロース、一角獣、麒麟、などなど。
みんながもやもやを持っている。

絵にしたり、小説にしたりもできるけれど、その前に「もやもや」がある。




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