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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

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靴直した
2003年10月20日(月)

寒い。
冬到来だ。

最近、仕事が安定していて、気分がとても楽だ。
大変だった時期(高校野球のとき)は毎日、日にちまわっての帰宅の上に精神的にも重かったけど、今の時期はまるでそよ風。

こんな日々が続けばと思うけれど。年末にはまた地獄が待っているらしい。
でもそれは考えてもしょうがないものね。

金子光晴という詩人が相変わらず大好きだ。
図書館でまた借りて、こつこつ読んでいる。
好きになったからには行き着くとこまで好きでいたいと思う。

それにしても図書館というのはいいところだ。
私は図書館のおかげで最近たくさん好きな人ができた。
ワーグナーでしょ、マーラー。
それからシーレ、クリムト。ビアズリー。
ヴェルレーヌ。ランボー。

前はクラシックとか絵とか、海外の詩だとか、なんかとっつきにくいし、面倒、と思っていたけれど、聴いたり見たり、読んだりしていると、何て私の助けをしてくれるもにだろう、と思う。
こういうのを見ることができる時代に生まれてよかった、生きてて良かった、と胸を押されるような、じわじわしたうれしさがある。
けっして、それが直接、何かしてくれるわけじゃないし、米みたいに食えるわけでもないし、今の悩みの答えが書いてるわけでは、もちろんない。
でも、ああ、何て、こいつらは私の助けをしてくれる奴らなんだ。
私の好みは、癒しだの、美しさとは離れてるものが多いけど、過激でも、エロ過ぎでも、頭を突き飛ばすようなものでも、やっぱりやっぱりこれは、助けになる。

最近、自分で髪を切ったら可愛くなった。
あきらかに変で、結んでもほつれちゃうほど短くなっちゃったんだけど、これはこれで可愛い。

この前、献血をした。

あと、靴直した。




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