落ちてそののち - 2010年07月12日(月) 昼間は超絶不調であった。 なにせ化粧水すらつけていない完全すっぴんで一日行動したぐらいすべてがむなしく面倒な日だった。 母の教室へ仕事に行く途中、スーパーで飲むヨーグルトを買った。 ストローを刺そうするのに指先に力が入らず、結局飲むのを断念した。 そのぐらいやればできるでしょ、弱ってるふりとかしないの。 本気出せば何とかなるでしょ。 と心の声が聞こえたが、いや、もう本気出すのがしんどい、と返答をして飲むヨーグルトはそのまま車内に放置しておいた。 そうやって不調を一度認めてしまうとかえって楽になった気がした。 教室に入るなり、満面の笑みでR君が話しかけてきた。 「あとちょっとでポイントがたまる!!」 ポイントとは、宿題を全部してくるごとに1点たまるもので、30点たまるごとにえんぴつとかメモ帳などの小さな景品と交換できる。 母が最近始めた新制度、わりと効果はあると思う。 なにしろR君の笑顔が一点の曇りもない輝きに満ちたもので、子どもは癒しだ、今日彼らにきっと癒される、とその瞬間にわたしは救いを得た。 と言いつつも基本は低調でうだうだしていたのだが、夜、予想外に仕事が集中してあわあわしていたときに、ふっと浮上するのを感じた。 あまり焦らなくてもいいよね。 まあ、ぼちぼち、気持ちを固めながら、前に進んでいけばいいのだよ。 多分。 いやまあ不安は不安よ。 でもまあ、きっと何とかなるよ。きっと。 -
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