セシル「あんこく」 - 2010年06月04日(金) FF4ネタ。 どうでもいい。 例によって薬を飲み忘れて悪夢にうなされて目覚める。 薬を飲み忘れると必ず悪夢を見る。 今見た夢。 父と、父の反目している男性A(還暦過ぎの父と同世代)がともに職場の金を着服していた咎で職場のメンバーから吊るし上げに遭っている。 A氏はまったくの架空の人物なのだけど、父の兄、すなわちわたしの伯父によく似ていた。 息子さんが二人いるのだが、その二人はそれぞれわたしの弟たちとよく似ていた。 わたしたち家族はなぜか父の職場までついていっていっしょに謝らねばならんと言う理不尽きわまりない立場にある。A氏のほうも同様だ。 A氏の下のまだ幼い息子が途中で「どうせたいしたことじゃないじゃん」的な不用意な発言をしてしまい、A氏はそれをとがめて本気で怒っている。悪いのは自分なのに、家族は自分といっしょに尻拭いをして当然だと思っている。着服したお金は高級料亭での豪遊に使っている。家族には何もいいことはなかった。 わたしはその息子君を黙って抱きしめてあげた。 体中で「どうして俺がこんな目に遭わないかんのだ」と訴えている彼はとても小さかった。 そんなA氏と似たり寄ったりの考え方の父。 多分にA氏とその家族はわたしにとってもうひとつの父と家族なのであろう。そういうA氏と父にわたしは切れて、金属バットのようなもの(何か櫛の針みたいなものがついていたので実は巨大な櫛だったのかもしれない。ゴールデンレトリバーの毛とかを手入れするための。)を密かに持ち出し、父を急襲する。 殺すつもりだった。 結局それは未遂に終わり、わたしは父や母やA氏の家族に取り囲まれてどうしたことかと尋ねられる。 「何かのはずみでぶつかってしまったのよね?」 と、事情をすべて理解しながらもあえて事故ということで済ませようとする母。 父もそれに納得しかけているのだが、わたしは 「うそをつくと一生後悔しそうな気がする。もう少し頭が整理できたらきちんと話す。」 とだけ伝えて、なぜかそこでばたんと倒れて死んでしまう。 はえがたかっていた。 わたしの上を、おむつをつけただけの赤ん坊がはいはいをしながら通り過ぎていく。 赤ん坊の肌は超すべすべで、わたしは死ぬ間際にとても癒されて穏やかな気持ちになった。 なんだかよくわからんが、かようにフロイトが読んだら泣いて喜びそうなくらいにファザコンの夢を見た。 合間に全然別のお話があって、こちらも職場のお金を着服して温泉旅館に泊まりにいく女教師なのだけど、これがわたしだった。女教師は超情緒不安定で、生徒が少しでもわからないそぶりを見せると切れてわけのわからないことをわめきながらやはりわけのわからないことを生徒のノートにざかざかと朱書きする。本当に意味のわからない文字の羅列で、生徒はそれを見て手を震わせながら懸命に問題の意味を読み取る。隣の子がその子に「気にしなくても大丈夫だって」と耳打ちしている。生徒の間ではわたしは頭のおかしい女教師で通っているようだ。何度目かの旅館訪問時、わたしは生徒たちに現場を押さえられる。いくら使ったの?と尋ねられ、総額で6万5千円使いました、と正直に話すが信じてもらえない。 フラッシュバックと言うにはたぶん弱すぎるが(ドラマとか見てると、呼吸困難になったりうううと呻いてうずくまっていたり、フラッシュバックに陥った人はとても大変そうなのだけど、わたしはそこまでないので)最近、部屋のドアがきしむと「あ、学が来た」と思うようになった。多分、実際来ているのだ。だって豊橋でおばちゃんたちと話していたとき、わたしが嘘を言うたびに部屋中からぴしぴしと張り詰めた音がしたから。学は怒っているだろうけれど、わたしは嘘を言ったことについて後悔はしていない。おばちゃんたちはこれからも生きていかなければならないのだし、そのためにわたしができることといったら、嘘をつくことだった。 婚活というのはとてもしんどく疲れるものだというのがこの一ヶ月でよくわかった。自分の生活に合わせてやっていかないととてももたない。結婚相談所の担当の人はこちらの要望をあまり聞けない人で、いや面白い人なんだけど、たぶん相性がよくないのだ。あまりに型にはめたプロフィールを作っても仕方なかろう。なのでいろいろ自分にいいように勝手にデータを変えた。いや勝手に変えても別にいいんだけど、まあとにかく彼女のアドバイスを無視した形になった。就活と同じで自分の希望をあまり前面に押し出すと相手方は引くというのが普通だが、たとえば「子どもは多いほうがいいですね。」とか明るく書いている人から連絡をもらったりすると、あちゃー、と思う。子どもいらないんだもん。これは譲れない。そういう人に余計な手間を取らせるのを防ぐためにも希望ははっきり書いておいたほうがよいのではないか。そもそも条件が合う人を探すために結婚相談所に登録したのに条件が合わない人ばかり紹介されても仕方ない。お前サクラだろう、と言いたくなるような爽やか高収入イケメンとか紹介されても困る。そういう生き物は苦手なのだ。苦手だと担当の人にも言っているのに、やはり型にはめて考えることをやめられないのか、女性は皆そういうのが好物だと固く信じて紹介してくる。正直すでにもうやめようかと考えている。と思ったら3ヶ月はやめられないらしい。めんどくさい。ここでわたしみたいなおかしな要望を持った人間が相手を見つけられることはないのではないかという気がしてきている。何しろ男も女も鋳型にはめられていて、そこから逸脱することは許されない。他の方法を検討したいと思う。 -
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