日記...マママ

 

 

妙齢の女性にとってのファッション、スイーツ、ラーメン - 2008年05月05日(月)

ある晴れた初夏の休日の昼下がり。
趣味のショッピングの合間に、街角にある隠れ家カフェに立ち寄り、そよ風の吹くオープンテラスで、お気に入りのスイーツを楽しむ女性。

ではなくて、

ある晴れた初夏の休日の昼下がり。
趣味のショッピングの合間に、街角にある口コミで大人気のラーメン店に立ち寄り、年季の入ったカウンター席でラーメンを楽しむ女性。

これはどちらもわたしの姿であり、今日たまたま後者だったという話なのだ。わたしが妙齢の女性であるということは大した問題ではない。年頃の女なら普通はスイーツだろう、とかそんなことはどうでもいいのだ。スイーツとラーメンは似ている。どっちもみんなが大好きな食べ物で、どっちもカロリーが高くて太りやすいよね。うん。

さて今日のラーメン評。

5月下旬に開催される熊本ラーメン博に出店予定の店が先週のすぱいすに一覧掲載されていた。せっかくの機会なのでそれらを全店制覇することに決めたのだ。今日は近場の市街地へ。ワンピースもほしいしね(まだあきらめてない)。
一軒目、ワシントン通りにある「龍の家」
久留米ラーメンのお店。
けっこう前からある店で名前だけは知っていたけれど、行ったことはなかった。わたしが入ろうとすると、ちょうど近くを歩いていた男子高校生の集団10人ほどがどやどやと店内へ入っていった。なぜか少しビビりながら続いて入店。いつ改装したのか知らないが、明らかに女性客を意識した小洒落た居酒屋のような内装になっていて少し安心した。入るのは初めてなので前がどんなだったかよく知らないのではあるが、外見を思い起こすに以前はこんな店ではなくてもっと殺風景なごく普通のラーメン屋だったはずだ。
スープが、こってり「こく味」とあっさり「純味」の二パターンある。
「店長おすすめ」とのことで「こく味全部のせ」を注文した。トッピングが全部乗っているので「全部のせ」。さらにテーブルには辛子高菜と辛子もやし、それに紅しょうがのつぼが置いてある。高菜は基本として、もやしスキーとしてはこれはうれしいサービス。それとごまにこしょう。ごまとこしょうがその場で挽いてふりかけることができるのもよかった。

熊本ラーメンのルーツは久留米ラーメンで、久留米ラーメンのルーツは博多ラーメンなのであるが、ここのはやや細めの麺といい、スープの白っぽいとろとろ加減といい、どこを取っても正統派の久留米ラーメン。豊富な具によってスープは食べ進めるほどにコクが深まってゆき、飽きが来ない。久留米ラーメンの一般的な特徴でもあるけれど、スープは見た目どろどろだが味付けそのものはやや淡白なので、トッピングをできるだけ多く頼んで味わいに奥行きを出しながら食べるのがよいと思った。
店内では大勢の店員が互いに大声でギャグを飛ばし合いながら楽しそうに動き回っていたのだが、気の利いた受け答えに専心するあまりか肝心のオーダーが揃うのが遅くなってしまっている様子が見受けられたのがちょっと残念だった。楽しく働くのは大いに結構なことだけど、もう少し客席の状況にも意識を向けるべきではないか。いや、いいんだけどさ…。

おなかいっぱいになったのでしばらく街中をうろつく。
何度でも言うが、今年のワンピースは本当にどっこも同じようなものばかりだなあ。
先日、唯一希望にかなうワンピースを見つけた店を通りがかった。もう売れただろうけどまあ一応入ってみるか…ぐらいな感じでふらっと立ち寄る。先日と言っても一ヶ月ぐらい前のことなので例のワンピースはさすがになかったわけですが、なんかまた別のかわいいのがあるわけですよ。色がわたしの好きなロイヤルブルーで、シルエットもよい感じにスポーンと着やすそうで、しかも長さがわたしの希望にジャストフィットなのですよ。うわー。うわー。とひとりで興奮していると店員さんに声をかけられた。これ綿ニットなんですよ。え?綿?ニット?聞き返すと、綿と麻でニット風に織り上げた生地らしい。これでまた興味をそそられる。ほら、このへんに縫製がしてあって、着ると縦に落ちるラインができるんですよ。ああ確かにここが縫ってあるとすっとしますね、へー、かわいいなあ、ちょうど膝丈のがほしかったんですよわたし。あ、そうなんですかー、今年は短めですもんねー、それに今年のワンピースってほら、あちこち見てこられたんならおわかりだと思いますけど、だいたいシフォンかシャツか、みたいな感じじゃないですか、しかもシフォンならもう小花柄、みたいなねー、

「そう!そうなんですよね!」

思わず店員さんに飛びかからんばかりの勢いで同意した。

「もうどこ行ってもほんっとに同じようなのばっかりで…」
「あー、わかります。今年のワンピースね、出回ってる数はかなり多いんですよ。でもラインナップはねー」
「うんうん!ホントにそうなんですよー!」

このときのわたしが犬だったらそれはもう全力でしっぽを振っていたに違いない。

「カットソーとかちょっとした小物ならいいんですけど、ワンピースって着こなしの主役になるものだし、存在感が全然違うから、やっぱりねー」

うんうん、そうですよね。
あんた、実によくわかってらっしゃるよ!

まあ当然の流れで試着。
当然サイズもぴったりで、大いに気に入りました。
もうそのまま買っちゃってもよかったんだけど、試着室のそばにかけてあったワンピースにふと目がいってしまった。
先日気に入ったものの色違いだ。
その旨を店員さんに話すと「ああ、あの色もまだありますよ」って奥から持ってきちゃったよこれ。まだあったのね。やばいって。そんなことされたら迷っちゃうじゃないのよ。
この時点ですでに閉店5分前。
二着目も急いで試着だけしてみたものの決められず、決断を明日に持ち越すことに。
あー。どうしよ。
どっちもすごくかわいいんだよなあ。
どうしよう。どうしよう。


考えているうちにおなかがすいてきたのでラーメン屋二軒目へ。
下通を紀伊国屋の角から栄通り方向へ曲がり、風林火山の先にある「麺工房 中々」

夜しかやっていないお店なのだが、食べてみて「これは確かに飲んだ後に食べたくなる味だな」と納得した。やや塩味の濃いシンプルな味で、箸がどんどん進む。「麺工房」と謳っているだけあって麺も食べ応えがあっておいしい。熊本ラーメンのいいとこどり、といった感じ。客席にはこしょうと辛子味噌が置いてあるが、この辛子味噌がものすごくおいしい。やみつきになる味だ。
内装はごく普通のラーメン店。入り口のガラス戸なんてちょっと割れてる。しかし注文を受けてからの動きは非常に手早く、無駄話などもってのほか、といった雰囲気。先ほどの龍の家といろいろな意味で好対照であった。何よりの答えがその味。ここはブームに乗っかる側ではなく、ブームを引っ張る側の店だと感じた。内装やトッピングなどいわばオプションで客の気を引こうとするラーメン店があまたひしめく中、あくまでシンプルにラーメンそのもので勝負しようとするその潔さをもって「麺工房 中々」の勝ち。


それにしてもワンピース、どうしよう…。



-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home