みにくい - 2007年11月07日(水) 薬がなくなったために大変な一日だった。 なかなか動くことができず、でも動けないと薬がもらいに行けなくて、薬を飲まないともっと大変なことになるので、むりやり動いて薬をもらいに行った。 街角でキャッチの人に声をかけられそうになったが、わたしの様子を見て何かを感じたらしく、出した手を引っ込めていた。傍から見ればかなり余裕ない感じだっただろうと思う。 帰りの車の中でもらった薬を飲む。 家に着いてぐったりいていると陽一君からメールが来た。 声が聞きたかった。しばらく電話。 その後はこんこんと眠る。 それはもうよく眠った。 それからがすごかった。 どうしたって起き上がれない。 意識がはっきりしない。 この尋常ではないめまい、吐き気、頭痛、こういったものをおして仕事に出ることができなかった。 家庭教師に出かけなければいけない時間になってもそれは続いていて、結局先方に電話して「体調不良のため」とお休みをいただいた。もう電話するだけで精一杯。なんだこのめちゃくちゃな感じ。 ちょうど教え子のほうも風邪気味で、どうしようか迷っていたところらしかった。 薬を飲まないせいで引き起こされたことなのはわかっているが、最近、あんまり調子がよくないのも確かだ。 今も頭のしんがずっしりと重く痛い。 だいたい、薬をもらいに行く余裕もなかったっていうのがそもそもおかしい。行かなきゃ、とは思っているのに、からだが動かないのだ。 疲れてるのかなあ。 教室のない日に家庭教師を入れたのはよくなかったかもしれない。 受験が終わる来年の3月まではがんばるとして、それからは、教室の仕事に専念しようと思う。 母の教室では、わたしが伝えていた希望通りではなかったけれども少しだけ負担を減らしてもらえることになった。ありがとう、と伝えた。 薬をもらって帰りの車の中、信号を待っていると、脇の歩道で大学生と思しき二人の男性がベンチに座って何か話し込んでいた。品のいいこざっぱりとした格好で、ふたりともとても足が長く、買い物の途中なのだろう、服屋のふくろをいくつか提げている。本人たちは別にそれが特別なことだとは思っていないだろうし、足が長いのもこざっぱりした格好が様になってるのも当たり前のことだと思ってるんだろうけど、それに何だかものすごく腹が立った。わたしには、当たり前のことじゃないのに。ものすごくがんばってがんばって、人並みに見えるようにものすごくがんばってるのに。人並みに見えたい、普通になりたい、そうなるために、こんなにがんばってきたのに。この人たちはきっと、がんばってない。がんばってないのに普通にできている。それに腹が立つ。そうこうするうちに信号が変わり、むしゃくしゃしながら車を発進させる。 普段は考えないことなのだけど、落ちているときはたまに一瞬こういう発想が出てくる。一瞬で終わるけど。 県立美術館で開催されているピカソ展の看板を目にした。ピカソの抽象画をぼんやりと眺めた。ピカソは悪くない、と思った。 ピカソは普通じゃない。 だからピカソには腹は立たない。 -
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