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2005年12月07日(水)
家を育てる価値観

先月末に放送された、「新・日曜美術館」
建築家・吉村順三氏の作品が紹介されていた。

その中で、彼の建物の理論というのが「質素で気持ちのよいものであること」だから、単純化を命題に、簡素ながらとても住む人にやさしい家がたてられていった。

「建築家として、もっともうれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか」



こと、とても惹かれたのは、彼は家が完成してからも、

「家を育てる」

ということを実践していた。その家に住む人が生活をはじめた後も、必要なものを作り続けた。ひとつひとつ、家具などをその家、その家族にあうデザインをして、作り増やしていく。そうやって、それぞれの家を育てていった。長い時間をかけて、彼の建物という一つの芸術を極めていく。

家って、建ってしまえば終わりじゃないもの。大切なのは建ってから。たとえ、椅子一つでも、テーブル一つでも、その家で生活する以上、密接に関わっていく。だから、妥協はしたくない。ここちいい空間を作り上げられるかどうかは、その家をどう、育てていくか・・・なるほどなぁって思いました。


先日、アクタスへ行ったとき、やはりソファーなども100万円以上するものもあって。ヤコブセンの椅子も、かなり高価。でも、一度、それらの椅子に腰かけてしまうと、その感覚とここちよさっていうものが忘れられない。よさがとてもわかる!もちろんデザインも素敵だけどね。

以前、ソファーを買う際、「とにかくいろいろ座ってみていちばんしっくりくるものを選ばれるのがいちばん。まずは、座ることです。大切なのは・・・」と、とあるインテリアショップの方が言っていた。たしかにその通り。その感覚って研ぎ澄まされるまでは、まだまだだけど、それぞれみんな、直感ってあると思うしね。


家を、自分にとって、「ここちよい空間」にするっていう価値観は、持ちたいものです。僕なんかは質素で、シンプルがテーマかな?



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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