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2005年01月17日(月)
あれから10年

HPの更新情報
・日記を3日分、一気にUPしましたので、よかったら読んでください。
・写真日記と、モノブログも一気に更新しました。

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きょうは、一転、まじめな日記。
あれから10年・・・

先週の金曜日の夜放送された、震災の実話をオムニバスで描いた2時間ドラマを僕は、その深夜、2時間ほぼ号泣しながら見ていました(平原綾香の「明日」が流れるたび、がーっと涙涙でした)。こころにあまりに痛かった。でもモデルとなった被災された方たちが、強く、しっかりこの10年を懸命に生き抜いてきたという事実に、とてもこころ響かされました。

毎年、僕は1月17日の朝5時46分、黙祷をしている。10年前のこの日のことは鮮明に覚えてる。広島でも激しい揺れ。まったく被害のことを知らないまま、朝9時過ぎだったか、専門学校の講義の空き時間に、ふと、学生ホールのテレビを付けたとき、阪急伊丹駅がつぶれた映像が飛び込んできた。僕は「なにかの映画?」って瞬間的に思った。その後倒れた阪神高速の空撮映像・・・すぐ講師やクラスメートに知らせに行った。大阪の知人や親戚に電話をしまくったが、つながらない。夕方、バスセンターの人だかりのできたテレビを、彼女と見入っていた。号外を手にしながら。
その半年後、所用で関西に行く際、神戸に降り立ったのだけど、その時の三宮の光景はあまりにこころに痛かった。よく訪れていた三宮。もうその景色はなかった。・・・あれから10年。月日ははやいです。僕は、あれ以来、神戸だけは訪れていない。いつも通過するだけ。
先日、神戸市長が言ってましたが。「まだ、復興はしていない。」でも、被災体験の風化も、ニュースから聞こえる。街は元に戻ったように見えて、まだまだ問題は多い。10年、長いようで短い。僕はこの震災のことを、軽々しく口にはできないけれど、ただ、静かに祈りを捧げることしかできません。
なにか、今日1日は、身が引き締まる、そして、いま懸命に「生きる」こと、もしなにかあったとき、助け合える関係を築くことの大切さを、友達やかけがえの無い人の大切さを、もっとしっかり見つめなおさないとって、思います。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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