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Land of Riches
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長期離脱から戻ってきた仲間さんを見るべく、久しぶりに日立台へ行きました。 対戦相手のアビスパは輪湖さんがいたらいいな…という気持ちありましたけど、 結果的には非常に甘すぎる願望でした。
日立台のスタジアムグルメは基本的にキッチンカーで期待は持てないのですが、 揚げ物とチーズを選択肢から外すと食べられるものが少ない現実にうちのめされました。
仲間さんは先発で、それなりにチャンスメイクも頑張っていたように見えましたが、 試合は真冬仕様のアウターでも寒い膠着状態。J2みたいだと思っちゃいましたが、 J1の残留争いなのでした。決定機がなかったわけではないのですけれども、 ドワッと盛り上がるような惜しいものとも言い難く…評するのが難しいです。
とにかく印象に残ったのはアビスパの外国籍選手枠の使い方。 今は一度に5人まで起用できる(11人中5人って結構な割合ですよね)のですが、 レイソルがFW・MF・GKとよくあるセンターラインに並んでいたのに対し、 アビスパは2TOPと4バックの3人(左SBは志知さんだから身体能力ではじく感じ)でした。
J2生活4年目に昇格を決めて、翌年1シーズンで降格。これを四半世紀も 繰り返してきたのがアビスパ。今年、ジンクスを打破(残留決定)したら 記念グッズを出しちゃうぐらい囚われていただけあって、物凄い現実的なのです。 そもそもお金があるクラブでもないのに、外国籍選手8人も抱えてるのです。 とにかく目の前の壁を破る、その一点で貫かれた布陣によって レイソルの武藤さんや仲間さんといった小柄アタッカーは跳ね返されるばかり。
これが正解なのは悲しくもあるのですが、クラブの存続を考えたら 綺麗事なんか言っていられない…というのも分かるのです。 日本という国がしぼんだように、写し鏡であるサッカーも縮みましたね。 いや、欧州でさえ貧者のストレス発散手段だったフットボールは 金持ちしか現地観戦できない選ばれし者のお遊びになりつつありますが。
2021.11.21 wrote
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