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Land of Riches
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| 2021年11月06日(土) |
11月読書録『ライティングの哲学』 |
今月は妙に早く登場したこのタイトル。本との相性が良かった…と言うよりは、 医者の待合室で過ごす時間が長すぎただけ、というのが正直なところです。
4人の物書きが哲学…もとい書けない苦しみを吐露し合う一種のトンデモ本。 書く際のツールについて座談会を組んだはずが、成り行きでテーマが変貌。 ライティングをテーマに8000字前後の原稿を2021/2/28 24:00締切で書き、 それについて後日再度、座談会を行うスケジュールが設定されました。
しかし、唯一間に合ったブロガーが2/27提出で残りは3/1・ 3/2(1万字の一応完成していた原稿を破棄しての書き直し)・ 3/14(この人は頭空っぽにするために旅行までしている)という大惨事。 締切に間に合うように出すのは品がない、という迷言まで飛び出しています。
他にも締切≒死(人が死ぬから良く生きるように、締切があるから書く)、 断念こそ完成に至らせる(フォントやレイアウトをいじらせ、ゴールを遠ざけてしまう wordは悪魔のツール。他のツールで書いて最後コピペにすべし)、 他人に任せられる=完璧を求めなくなったetc.刺さるフレーズ連発の一冊でした。
特に他人に任せることと完璧主義の関係は、今の私にはグッサリきました。
2021.11.10 wrote
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