Land of Riches


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 2018年12月09日(日)   射幸心 

本日、競馬場デビューしました。中山競馬場。武蔵野線の船橋法典駅に
専用改札があって、いつも先頭車両から競馬新聞持ったおじさまたちが
大量に降りていくから場所は認識していたのですが、まさか自分が行く羽目になるとは。

理由はFate HFとのコラボです。来場者プレゼント(抽選で1000名)が
HFのストラップ(セイバー/アーチャー/ライダー)ということで。
結果から先に書いてしまうと、外れました。4桁もあるから見込みあると思ってましたが、
実はこの競馬場来場者プレゼントって滅多に当たるものではないみたいです。

何故って、競馬場って滅茶苦茶人が大勢いるんですよ!
バブル時代の有馬記念には、中山競馬場には10万人が集まったそうです。
私、国立競技場の満員(48000人)より人が集まった現場知りません。
というか、サッカーでは横国が72000人強なので、6桁は実感するのが不可能です。

今日はただの開催日なのですが、それでも人がうじゃうじゃ。
場内には過剰なぐらい椅子が置いてあるのに、それでも全く足りてなくて、
自らキャンプ用のチェアを持ち込んだり、通路にスタジアムよろしく
座り込んでいる人まで。レストランスペースだって競馬新聞でほぼ場所取りされてます。

中山競馬場には女性専用の無料ハーブティーサービスやめちゃくちゃ可愛くて
SNS映えしそうなお馬さんのケーキが味わえるスペースもあるんですけど、
そこすら札止めされている始末。ちなみに競馬場の男女比は女性が1割以下ですかね…。
飲食店は結構あるので、パスタを頂きましたが、立ち食いですよ場所ないから。

せっかくなので、時間的にちょうど良かった第9レースで馬券デビューしてみました。
まずはパドックで生のお馬さんチェック。これも先に結果を書いてしまうと、
本命のホウオウカトリーヌという馬が差して勝ったんですけど、
この馬、パドックでも堂々とした落ち着きで、脚の太さも他と違う貫禄ありました。
単勝1.5倍だったので、なんか買うの悔しくて、2番人気を買ったんですが。

馬券の買い方は、JRAの初心者向けサイトが親切過ぎました。
もちろん現地でもビギナー向け講座は1日中開催されてるんですが、
サイトのも、たとえば初心者は緑のマークシートを使え、とか、
馬券買う機械にはマークシートより先にお金を入れろ、とか、
慣れてる人なら指摘することすら思いつかないだろうポイントが並んでるんです。
これは他ジャンルも見習う余地があるような。

レースは美人さんの女性騎手(藤田さん)騎乗の馬が最初逃げたのですが、
コーナー曲がった辺り(芝・外の1200mでした)から私が買った2番人気が
先頭に立って結構いいところまでそのままだったんです。この時の感覚、
周囲で叫んでいた人がいたのも分かるくらい、“脳汁ぶしゃーっ!!”なんて
ふざけた表現しか思いつかないぐらいの高揚状態でした。最終的には、
先程書いた通り、本命馬が差しちゃったんですが。ギャンブルのヤバさを実感しました。

だって、入場料200円と、一番安い馬券なら100円だけで、あの興奮味わえるんですよ。
中山競馬だけで1日で11レースあるし、他競馬場の馬券だって買えちゃう。
はたまた海外の香港まで。これは中毒に陥る人がいるのも納得です。
もし最初に買った馬券が大当たりだったりしたら、抜け出せる自信ないです。

高揚と落胆と陶酔を短時間で繰り返す…女性客や家族連れを呼び込もうと
色々施策を打ったところで、本質は賭博なんですよね。お金があるから綺麗にできる。
なかなかいい社会勉強になりました。人間は本来コントロールできない事象を
コントロールしたい強烈な欲求があるそうです。災害とオカルトの結びつきもこれなのだとか。


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