Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2017年11月23日(木)   絡み合う想起 

一夜限りの特別公演「舞台刀剣乱舞 外伝・此の夜らの小田原」に行ってきました。
…って、当日券に至るまでチケットにご縁がなかったので物販だけですけど!

昨日まで案の定、仕事で消耗しまくってて、物販(今回は急遽減ページで値下げした!?
パンフと1キャラ2枚のブロマイドのみ。パンフ文字情報ゼロなのは割と驚き。
ネタバレはあったけど(苦笑))だけで小田原まで行くか迷ってたんですが、
小田急経由だと意外に安いのと、どうせ寒い部屋にいてもやることはゲームなら
電車の中で暖房されていた方がマシかもしれない…という判断で動きました。
結局、電車の中では思うようにプレイできなくて、とうらぶの玉もFGOの靴下も
収集数としてはさっぱりなんですが。報酬が既にいるキャラだとモチベーションが…。

物販は私がついたタイミングは開始直後とあって、地面が雨上がりでぬかるむ中、
審神者が長蛇の列をなし、一般観光客が何の行列か分からずドン引きしてましたけど、
天守閣から降りてきた頃には列も完全に解消されてました。トレーディング無しって素晴らしい!

パンフは前述の通り、前日にいきなり1500円が1000円に値下げされたくらい
内容ありませんでしたが、このタイミングで通常立ち絵ポーズは逆に一周回った感ありました。
虚伝の初演で販売されたアクキーがやはり通常立ち絵なのですが、
長く刀ステに携わってる山姥切・長谷部・小夜の3振りは格の違いを感じるというか。
ブロマイドは2枚ともこれまで刀ステの長谷部が見せたことがないような表情で、
枚数少ないながらも満足度が高い出来でした。あんな顔できるんだね、りんりんさん。

生しらすにはありつけなかったけど、折角の小田原なので焼きかまぼこは食べました。
天守閣では「小田原評定」を悪い意味ではないとキャプションつけるなど、
さすがは地元だけあって北条贔屓が爆発してました。流れてる映像では、
外伝で長尾顕長を演じた合田さんが北条氏直を演じていて、不思議な気分になったり。

あと石垣山の一夜城で縄張りした説など黒田如水with日光一文字(二回も出てきた。
うち一回は写真付き)や伊達政宗がちょいちょい存在をちらつかせてきて、
小田原攻めはいろんな刀に縁のある歴史イベントだと再確認したりしました。
(どうやらジョ伝の舞台も小田原っぽいが、納得のチョイス)
支城である山中城は、やたら武器の出土が多いと解説されてましたが、
ここの激戦で厚藤四郎は主を失って黒田家に来たんですよね…。

自分がいた頃からやや下り坂ではあった小田原の天気(朝も降ってて、
昼だけ少し晴れた格好)が公演直前には土砂降りに。役者さんの身体と
殺陣の激しさを考えると不安でいっぱいになりましたが、
本番では演出を若干犠牲にしたややスローな感じの殺陣(それでも滑ってるのは
明らかだったり、装束がどんどん濡れていきましたけど)を
決断して下さったり、カンパニーの努力でどうにか無事に終われました。

長谷部の胸元の紐を固定する金具がずっと気になったりもしましたが、
りんりんさん今回は泪橋からの合流が遅かった(おそらく男士キャストでは一番最後。
合流後も稽古オフと重なったりカレンダーイベントで抜ける日があって、
おそらく片手の指で数える程度の日数しかなかったはず)にもかかわらず、
下げ渡しコンプレックスを振り切れない長谷部の複雑な心境を見事に表現してくれました。
殺陣もゆっくりめとは言え殺意は高くてかっこよくて。
最後の配信特典映像マイク切り忘れ以外は、ブログの写真に至るまで「長谷部」でした。

続投の3振りと新規参入の6振りに事前では距離を勝手に感じてましたが、
いざ幕が上がれば黒田組は、特に博多くん役の木津さん(猫ひた木曜イエロー)の
役理解力の高さで誰もが想像する黒田組らしい距離感を見事に描いてました。すごい。
日本号もゲームとはまた違った色男っぷりでファンが激増しそう。
それぞれの魅力が悪コンディションにもかかわらず爆発してて、
ジョ伝が本当に楽しみになりました。その場にいない男士(不動、太鼓鐘など)を
台詞にぶっこむ末満さんのお陰で、刀ステでの時系列も分かりましたし。
ジョ伝→(三日月顕現)→虚伝→外伝→義伝→最終決戦?(豊臣?)ですかね。

へし切長谷部は、刀派ぼっちながら、その経歴によって絡める刀が
たくさんいて良かったと(他の刀と比べて)改めて感じた公演でもありました。
外伝の時点でも不動とは言い争いをし、太鼓鐘顕現で喜ぶ燭台切が想像できる、と。

ジョ伝で怖いのはトレーディンググッズの数だけですよ…(笑)


やぶ |MailWeblog