|
Land of Riches
Index|Before|After
新潟から水戸へレンタル移籍したU-22代表・鈴木武蔵さん加入記念に発売された 「武蔵チケット」(634円)がホーム自由席限定でなければ買っていたかもしれません(挨拶)
Ksスタジアムはメインスタンドを選んでしまいます。 この夕方も、時折風が吹き抜けて快適でした。屋根あって日陰ですし。 照明に惹かれて集った田園の羽虫(結構大きい)が試合中に肩へ留まっても、 私は田舎育ちなので全く問題ありません。
ホーリーホックは不振ゆえ、今季途中から西ヶ谷コーチが監督に昇格。 小さなホワイトボードをひっさげてタッチライン際に座り込む姿は TwitterでRTされてきてましたが、本当にやってました…。 ほぼピッチすれすれへ出ずっぱり、キックオフ直後には両足首を回して アップも怠らない程にアグレッシブ―まだ引退してから相対的に 日が浅い監督なのだと感じました。エネルギーが有り余っているというか、 体が疼いてしまうというか。それを最も実感させられたのは、 取ってもらえなかったオフサイドトラップをDFラインと共に手を挙げて アピールする姿でした。西ヶ谷さんはDFでしたから。
カマタマーレが引きこもってカウンター狙いなのは、私ですら知っている定石。 ホーリーホックは幾度かチャンスは作りかけますが、 あとはクロスを入れるだけというシーンでサイドが転んで自滅したり、 フリーで放ったシュートの角度が惜しいと言えないくらい大きかったり、 重なるのはスタンドのため息ばかり。
J2マガジンに掲載された西ヶ谷監督インタビューでも、 思い描くサッカーを実現する力量が選手に欠けているのを 残念がる発言がありましたけど、納得せざるを得ませんでした。 どれだけ意図通りに崩せても、シュートを放つ者が決められなければ 永遠に勝ち点などたぐり寄せられないのです。
カマタマーレの守備は、とにかく数を揃えて、 たとえ拾い直されようとはじき返す繰り返し。 「一回我慢しろ、一回我慢しろ!」 奪ったボールを起点にする力には欠け、苦しい時間が続きます。 4000人以上入ったスタジアムに、GK清水さんの声が響いていました。
見ている私も、なかなか繋がらない…ミスでボールを失い続ける試合に眠気を覚え、 時計を見るたび10分ずつしか進んでいない現実に、あくびを繰り返していました
試合が動いたのは後半8分。カマタマーレ左サイドからのクロスが ホーリーホックのエアポケットに入り、#22武田さんのヘディングが決まりました。 サポーターの方向へ向かった当人より、飛びついてサポーターに向けて 拳を突き上げていた仲間さんの方が喜びを爆発させていたのが印象的でした。 我那覇さんにも遠慮なく物言ったり、なかなか苦しい状況の中、 カウンターでは3人に阻まれても抜こうとしたり、起点になろうと努力してました。 スローインのボール渡すの遅くて、遅延でイエローもらったのが残念ですけど。 (これもあってか途中交代)
終わってみれば、カマタマーレがゲームプランを完遂しての勝ち点3でした。 サポーターの前でラインダンスを踊って、ミッション完了を祝ったのでした。
2015.8.17 wrote
|