Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2015年06月14日(日)   庭 

丹羽って変換された(挨拶)

なんだかんだとサボり連発の関クラ2次、ヴェルディ戦を日立台のメインスタンドで見ました。
スタジアム脇ではレイソルのコアサポが幕の手入れをしているのに、
人工芝脇で聞こえるコールの主は違ったり、サッカー場でも響くのは
お母様方の黄色い悲鳴…というあたりが、まさにレイソルだと感じました。

あと、たまにしかメインスタンド座らないから、いつも、
「またスタジアムの広告看板減ってない?」と思ってしまいます。被害妄想?

真面目に試合結果チェックしてないので、星勘定もできません。
ただ、押されてる…とはド素人のように感じてました。バックラインの前、
ボランチのテリトリーで。レイソルのシステムは、あそこへの負荷大きいはずですが。

試合を通して主導権を握っていたのはヴェルディで、レイソルの攻撃はカウンター気味。
先制はレイソル、左からのクロスにゴール前であげた足があったのも逆襲からでした。
ホームチームが点を取れば、立ち上がる人がいる程度にスタンドは盛り上がってました。
コアサポはいませんけど。

それ以上に。
「引っかかってるだろがよぉ!」
ヴェルディ藤吉監督(!)のタイミングを見計らっている(!!)暴言に、
呼応してしまうようなスタンドのヤジが、時にはヴェルディの選手へまで。
アンダー世代では相手をなじらないのが“不文律”ですけど、
それが通用する文化は、まだレイソルにはないのでしょう。

前半終盤にはポストにループ気味の一撃を当てられたり、後半も幾度も
相手シュートが枠に入らないのに救われていたレイソルでしたが、
とうとう“プロフェッショナル”ファウルによる警告累積で退場者がでました。
そのため、後半35分のヴェルディのゴールは“やっと”決まった心地がしました。
監督自ら飛行機ポーズで選手に駆け寄るなんて、ずるいです…。

レイソルもチャンスはなくはなかったんですけど―前に進む時だけ走れる
背番号10は異質なまでに前時代的で、だからこそ嫌いになれないと感じました。

いずれにせよ、見るたびに愚痴しか書けない(的外れでしょうけど、
的に当たっているかどうかとはまた別で)なら、試合など見ない方がいいのでしょう。
何かを感じ取る目が、心が摩滅してしまったのです。



試合前に購入した本を、ハーフタイムにスタンドで読んでいました。
登場人物が、代わり映えのしない日々だからこそ、変化を感じ取れる庭が好きだと
話すシーンがあって…一度咲いた花は散っても、季節が巡れば、
全く同じとは言えないけれど、同じ花が咲くという台詞もあって、
今の私に必要なのは、そうやって生を慈しめる感受性だと痛感したのです。

私はまだ、泣くことができるのだから。

2015.6.16 wrote


やぶ |MailWeblog