Land of Riches


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 2008年05月23日(金)   何もかもが面倒くさい 

咳が止まらない…。

美しいものは秩序正しくあるはず、という思い込みが猛烈なのです。
天秤座ですから。

「火山マスク」で足をセルフマッサージしたから、前日よりはマシだったとはいえ、
相変わらずのヘロヘロ具合で、本日は急遽決定したSさんとの、延期になりまくってた
「久保田」利き酒会でありました。百寿から萬寿まで6種類を呑み比べ。
味覚音痴で有名な私ですが、予想に反して、味が違いすぎてビックリしました。
千寿で十分、紅寿で立派な贅沢って感じです。翠寿はサラサラすぎるような。
TさんはSさんと同じで、山廃仕込みが大吟醸より好みではないかと予想。

呑みながら、幸せってなんだろう…とぼやきまくってましたが、言葉とは裏腹に
(私が思っていることと違うことを喋る[※]ってことを認識してくれている
他者がいる、ってだけで十二分に幸福、もとい幸運だとは思うのですが)
実際は、何に対して幸せを感じているか、珍しく?分かっているんです。

黄黒15番のゴールに対して、高らかにチャントを謳うこと。
黄黒2番に悪態をつきまくりつつ、その一挙手一投足を見守ること。
何よりも、灰色15番のプレーを愛でること。これです、これが一番です。

今の船山さんは(あ!)何をやってくれるか分からない、見ていてワクワクする
ふてぶてしい“冷静と情熱の間”にあって…黄黒の10番や8番をつけていた頃に近いんです。
何が楽しみって、船山さんのプレーを見るのが一番の楽しみですよ、今は。

だけど、その手の幸福が儚すぎるのも、自分は知っちゃっているわけで。
(どこまでも主体は他人だし)
無駄に年月を重ねた理性は、刹那の幸福に溺れ、それが消えうせた時に、
落胆で生きる意欲を失わないように、コントロールを試みているのです。

先輩社員さんが、「30代のためのキャリア開発ワークショップ」というのに
職場を3日間も離れて行ってきて、その資料が回覧されてきまして。
「自己啓発ってなんですか?」
後輩の質問は、素朴なようで深いと感じました。

綺麗事ばかり書いてある本。綺麗な思考ばかりしていたら、美しい思考の人になれるのか。
意志強固なライフデザインこそが、本当に未来を開く原動力なのか…。

私が焦るのは、自分を磨きたくなるのは、人生の短さに耐えられないから。
どうしても、いつか自分は死んでしまうことを乗り越えられないから。
…誰かの中に自分がいなければ、絶望に屈してしまうから…?

自分は特別でありたい、それは本能の余波だと思うのです。醜いと思うのです。
だけど、褒められて嫌な気分はしないんです。むしろ、それを欲してるような。

見ず知らずの人が「ファンです」と言ってやってきて、あれこれくれるのは、
知らない境遇ではないのです。不思議さも、ちょっとは実感できてるんです。
それが、こそばゆくはあれ、不快な感覚ではないことも。

なんで書くのか。答えは見つかりません。探そうとしているかも怪しいです。
走りながら考える、みたいに、書きながら考える…ような気がしてます。

他人の(自分にとっての)存在意義を見つけるのがライフワークかもしれません。
自分のそれではなく…自分のそれと、コインの裏表なのかもしれないけれども。


※理性と感情、理想と現実の落差、自分の中の一貫性のなさ=触れ幅の大きさは
 嫌ではない、自分らしさと感じている特色です。それが、太陽星座と月星座の
 違いなのか、星座と誕生数の問題なのか、いろいろ占い的には説明できますが、
 ともかく、嫌いじゃないです。ヘン、と言われるのは逆にプラス評価です。


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