Land of Riches


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 2007年12月31日(月)   眩しく光る陽の下で 

この世界の苦しみを 一人で背負い込んでいたような

大晦日恒例、印象的な出来事TOP3発表企画です。皆様のご想像通り、今年は年末に
がーんと大きなヤマが来ましたので、11月から練っていた案をひっくり返すという
嬉しいサプライズに恵まれました。まずはいつも通り、復習からいってみましょう。

2000年:アントラーズと順天堂大学の練習試合…後
2001年:羽田憲司選手、ワールドユース直前に骨折!!
2002年:新横浜駅新幹線改札での遭遇
2003年:ホームタウンへの引っ越し
2004年:9/19・柏レイソル vs FC東京@柏の葉、ホーム側に掲げられた横断幕
2005年:6/4・羽田憲司選手4年間のリハビリを乗り越えカシマでスタメン出場!!
2005年[ReysolU-18]:8/28・千葉県サッカー選手権(天皇杯千葉県予選)優勝!
2006年:レイソルU-18、クラブユース選手権第3位

まあ、なんですか、レイソルU-18がどんどん侵食してきているのが分かります(微笑)
今年は「柏レイソル」と「流通経済大学」の2ジャンルそれぞれでTOP3を選びました。
(ベスト3でないのが、LRらしさ) それでは、お暇な方はお付き合い下さい。

【柏レイソル】

第3位:12/1・ジュビロ磐田vs柏レイソル@ヤマスタ、素人ボランチ登場

トップ公式戦の優先順位が下がりがちだったシーズンながら、ラスト3戦は連続参戦。
結果としては、うち2戦(アウェーゲーム)に柳澤さんベンチ入り…出場なし、でした。

在籍選手数と、俗に言う『選手層の厚さ』がリンクしてないのが現在のレイソルが持つ
一要素だと思いますが、一般的なレイソル観としての、ホーム最終戦の快勝をぶっ飛ばす
開幕戦やり返されな大敗が今シーズンラストゲームだったという落胆のみならず、
この試合、ボランチで起用された谷澤さん(試合前週の練習では、レギュラー組の
ボランチが谷澤さんで、サブ組のボランチが柳澤さんだと伝え聞いていました)が
不慣れなポジションゆえに素人目にも機能していないのがありありで、それを、
試合後の記者会見で監督が「素人の谷澤をボランチに使った弊害」(J'sGOAL)なんて
さらりと口にしてしまったのに、個人的には気が狂いそうな心地になりました…。

むしろ、このコメントを読んだ時の憤り、が印象的な出来事かもしれません。
石崎監督といえば、ユースOBはコラソン弱い発言も、忘れられません。事実ですけど。

柳澤さんは、ヤマスタ試合前アップでも、一人DF(CB)のサブ扱いだったんですよ。
やっていたメニューが。守備力は夏以降、飛躍的に向上したと見ています。
正しくは守備“力”ではなく、守備“意識”かもしれませんけれども。
『サッカーai』お部屋紹介記事での、嬉しいサプライズは忘れませんよ♪

第2位:7/15・新潟国際にて、ついに“青比嘉”と遭遇

リンク先、レポ未了です。すみません、7月はインパクト強い出来事続きで(言い訳)

いわゆるユースヤクザさんが、レイソルでの比嘉くんを見るとよく口にしていたのが
「比嘉って、こんなものなの?」なるフレーズ。言われるたび、苛立っていたのですが、
その意味を初めて理解したのが、新潟国際でした。代表でのプレー、初見だったんです。

のちの仙台カップ(椋原キャプテン@FC東京U-18も、渡部くん@市船も、所属チームでは
やはり素晴らしい選手で…牧内ジャパンの不協和音は一体何なんでしょう…)も
考え合わせると、新潟国際から直後の城福ジャパン最終選考合宿での比嘉くんは、
世界大会出場を欲して持てる力(技量以外に精神面も含め)を出し尽くしていたんだと思います。
鬼気迫る、とでも言いますか。最終的には、韓国へは行けなかったのですが。

チームでも代表でも、2007年の比嘉くんは『悔しがっている』イメージが強いです。
返さなければならない借りがたくさんあるというか。来年は、悔しさをかみ殺したり、
ミスプレー後に天を仰ぐ姿よりもたくさんの、歓喜の表情が見られたらいいな、と思います。

取材で、高2でJ出場を果たした菅沼さんのようになる自分は想像できない、と
言っていた比嘉くんも、来年は2種登録されることが既に決定。期待してます。

第1位:12/23・レイソルU-18、サハラカップ準優勝

これしかないでしょ、って感じです。リンク先は準決勝のエントリです。
薄々感づいてる方もいらっしゃるかもしれませんが、決勝は意図的に後回しにしてます。

改めて、ファイナル前夜に書いた自分の駄文を読むと…ファイナリストになった事実で
既に満たされちゃってるのが否めません。「クリスマスは長居で」を合言葉に
何年もJユースカップを見てきて、実際に長居へ…RKUがインカレ予選リーグで
長居第二会場を割り振られてしまったがゆえに、発狂しそうな気分で、第二のスタンドから
隣の白い屋根を眺め、そこまで欲した場所にたどり着けた事実が、本当に嬉しくて。
今になっても、悔しさと喜びが明確に感じ取れないあたり、ダメFANでしょ、本当。

(U-18では)約2年の歳月を費やし、たくさんの心に傷をつけながらも組み上げられてきた
達磨式ポゼッションサッカー。準決勝では、その真価を見せつけられた心地がしました。
ガンバが良くはなかったのも事実ですが、相手にボールを持たせなければ、ガンバといえど
ああやって沈んでしまうのか…と。サハラカップは、ユース年代といえども、
サッカーにはいろんな理論や形式が存在するのだと勉強させられた大会でもありました。
(レイソルが明瞭なやり方を取るため、相手の対策もハッキリとしやすいような)

そして、そんなポゼッションサッカーにあっても…個が求められる場面は間違いなく
ゲーム中にいくつも存在するとも感じました。ご飯にかけるふりかけ、あるいは
魚座の満たされきった静寂から飛び出してくる牡羊座の生きようとする個の本能のような。

1学年で複数の選手が、他クラブのトップチームへ加入するのは、初めての経験。
それをどんな想いで眺めるのかは、来年にならねば分からぬことではありますが、
レイソルのユニフォームを引き続いては着られない現実を突きつけられながらも、
レイソルへの想いを胸に戦い、それを口にした堀田くんや輪湖くんに胸打たれました。

「わ・こ・な・お・き!」
かつての貴章さんコールの流用ですが、これ、声に出す時、一つ一つの音を、
いとおしむようにやってました。そんな心境でチャントを叫ぶなんて、今まで、
いろんな応援に参加してきましたけど、なかったですよ。そう呼べること自体が愛しくて。

二人に限らず、3年生はレイソルユースのサッカースタイルが移行する過渡期に
ぶつかってしまって、恵まれなかった感があります。山中キャプテンの、前回のサハラで
よく試合後に後輩とボール回ししていた姿は、私の中ではそのシンボルです。
レイソルU-18は、まだまだ足らない部分がたくさんあります…ピッチの外側に。
今年は、正直、このチームはスタッフが若い、とぼやくことも多々ありました。

いずれにしても、全国大会準優勝は、どんな偉大な先輩もたどり着けなかった地位。
胸をはって欲しいです、3年生も2年生も1年生も。そして、この悔しさを糧に、
来年…それぞれの場所で、更に一回り大きくなった姿を見せて欲しいです。
まずは、同じく未踏の地であるプリンスリーグ(来年は行けても関東2部ですが)へ。

【流通経済大学】

今年はここが特別扱いなのか…と思うと、その事実に苦笑いしたくなります。
私は自分の観戦数を数えるのは好まないので、やらないんですけど、おそらく、
ここが一番回数も費やしたお金も多いんじゃないでしょうか。チケットに関して
いろいろとありがたいお話を頂いて、出費を抑えられたこともあったにしても。

第3位:武井択也選手、レイソル鹿児島キャンプへ参加

やばい、この見出しを見ただけで怒ってしまう人がいるような気がします…。
レイソルに縁はなかった、と失恋の傷を綴った元選手もいましたけれども。

やっぱり外せないのですよ。大体、この大晦日企画で、自分が実際に立ち会ってない、
この目で見て耳で聞いたわけでない出来事がランクインしてる時点で、普通じゃなさすぎ。

正確には、この出来事を起点とした今シーズン(ちなみにまだ終わってません!!
全体がすごく印象的だったんですよ。今シーズンTOTALの武井語録と言いますか(笑)
RKU4年生の皆様とは、レイソルユース3年生ばりにお別れしたくないのが正直な心境です。
それをひしひしと感じたのは、上級生が主体だった秋津でのTMジェフ戦

だらだらと書いて伝わる事項でもないので、3位はここまでで。あとは内定エントリ
ご本人宛の手紙に全部書いたので、そんなに思い残しはありません。あるとすれば、
インカレの決勝トーナメント平日開催分(準々決勝&準決勝)は行けそうもないことです。

第2位:7/7・総理大臣杯優勝!7/8・JFL三菱水島戦勝利

この2試合はコインの表裏で、切り離して語ることはできません。試合前後のもろもろも含め、
すべてが連続した記憶と言いますが。今年のRKU関連のメモリーでは、最も美しいもので、
そのくせ、水島の方は、一部に催促を重ねられつつも、未完成です。すみません×2。
私、今年、船山さんの公式戦でのゴール、いくつ見たんでしょうか…(遠い目)

変な言い方になってしまいますが、RKUサッカー部って、他のチームよりも
interactive度がぶっちぎり高い、と思うのです。それを感じたことは、
この大阪経由岡山遠征以外にも多々ありましたけど、印象深いと言える素因は、そこです。
うーん、歯に物が詰まったような言い方しかできず、もどかしいですね。

大臣杯は、RKU最大の特色である選手層の厚さを、存分に誇示する大会でもありました。
選手個々に重点を置いてみると、「私がいなくても代わりはいるもの」と綾波レイばりに
いじけたくもなります。チーム全体をフラットで見たら、日本で他に類を見ない
面白さを備えていると思いますけど。たつのこ使用開始で、地元に愛され、
イレブンが自分のプレーを誰かに見せる自覚を持って戦えば、もっと強くなると思います。

第1位:7/25・RKUとレイソルが日立台で練習試合

「これが1位かよ!」と我ながら思います。正直、残念ながら1位、って感じです。
今年は、客観的にベストゴールと言える得点を並べることができなくて、ゴールBEST3は
やらないんですけど…主観で、No.1のゴールをチョイスするなら、この試合での
船山さんのレイソルからゴールを奪ったミドルシュートなんです。残念ながら…残念、なのか?
いや、綺麗な弾道のシュートでしたよ。レイソル公式の表記はおかしいですが!

この試合は、個人的には、どうしても通過しなきゃいけないポイントだった、と
今では思ってます。「大学生ヲタうざい」って言われても本望ですわ!!(大声)

船山兄弟対決(=アントラーズとのTM)は3回ぐらいあった(なのに未見)のに、
レイソルとは今年もこの1回きり、というあたりが、またポイントの重みを増しているような。
柳澤さんと船山さんのマッチアップ自体は、代表絡みで3月にもあったんですけど。

船山さんを永遠のライバルと取材で言っていた柳澤さん。
違う道を進む二人を見つめる生活も2年を数えようとしますが、それぞれ、もどかしい日々です。
それでも、だからこそ、来年も、そんな暮らしを送るつもりでいます。まだ道の途中ですから。

最後に、番外になりますが、上に挙げた6つよりも、もっとインパクトのあった、
2007年を語る上で絶対に忘れてはいけない出来事があります。それは。

★レイソルU-18の試合で太鼓が叩かれるようになった★

声出し自体は、船山キャプテンの代、関クラ2次予選から散発的に行われ、
ペットボトルからタンバリンへと楽器もグレードアップしていたのですが、
今年の初夏、人工芝での試合(何戦でしたっけ? あれ以降、人工芝では
近隣の騒音になるからやらないってことになったはず)で、ついに太鼓が登場。
関クラ2次〜9決あたりから、ほとんどの試合で声出しMさんドラマーGさんを中心に
トップと同じような応援が行われ、サハラ決勝までチームと共に突き進みました。

ぶっちゃけ、感無量です。ジェフサポのハレルヤさんが人工芝へ幕と太鼓を持ち込んだ時、
その事実自体より、それを見つめるユース選手の視線にもどかしくなったり、
昨夏のクラ選準決勝を控えて、さる人とのコンタクトがうまくいかなくて、
「ちゃんとしたスタジアムで試合をやる時は、応援が響く中でやらせてあげたい」と
何年も思い続けてきたことが実らず、力不足に泣きそうになった記憶が蘇ります。

サハラのファイナルでも、難波まで買い出しに行っていろいろ準備して下さったり。
自分にはそれだけの行動力はないのですが、いろんな力をお持ちの方が
(たとえば楽器を弾いてくださるなど)少しずつでも集まって下さることが、すごく嬉しいです。
もちろん、その原動力は、素晴らしいゲームを繰り広げてくれるユースイレブンですが。

サハラカップに触れたエントリを拝見するたび、嬉しくなりました。
まだまだですけど、それでも、少しずつ、着実には進めてますから。

2008年も、私は…やぶはどうでもいいので、レイソルU-18をよろしくお願い致します。
それでは皆様、良いお年を!


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