Land of Riches


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 2003年05月16日(金)   「飛躍」 

なぜ、よりによって、この曲が仕事中に頭をぐるぐる回るのでしょう?

ペーペーなので職場では電話番もしてて、北海道から沖縄まで全国各地の人と毎日
やり取りしてるんですが、京都市山科区にある某取引先の方の声を聞くと癒されます。
いや、本当に。京都にある店舗の人は全然そうではないんですけど、そこの方は
ばりばりの京ことばなんです。ああ、かの松井大輔さんも、きっとこんなはんなりした
京都弁を話すんだろうな、といった趣。ちなみに松井さんの故郷評は「あったかい人が
多くて人情味のある町やと思う。今でも帰るとみんな気さくに声かけてくれるからね。
『がんばってやあ』みたいに。嬉しいよ」です。この言葉が容易にうなずけます。はい。

…智仁さんは壬生の人だけど、お母様は生粋の京女でも、お父様が杜の都・仙台から
友禅職人になるべく単身乗り込んできたつわものだから、ちょっと違うんですよね。

もう一つ、親しみというか郷愁というか(微笑)を呼ぶのは、茨城県北部の水戸や
日立にある店舗の、転勤族に過ぎない社員の店員じゃなくて、現地採用された
アルバイトさんの茨城弁です。土浦やつくばでは絶対聞けない、あのアクセントの
ずれが懐かしくてしょうがないです。鹿スタいってモツ煮はじめ、スタジアムとは
思えぬ豪華なメニューを食べあさりたいです。山科にしてもこちらにしても、仕事で
使う言葉は文章でも伝わる方言ではなくて、ただの強弱というか調子の違いなんですけど、
だからこそ、ありきたりの標準語ライズされたやり取りとは違う言葉に癒されるんです。

あ、でも昨日、長野の人が前後の言葉を挟まないと意味の分からない副詞を使いました。
珍しいことですが。この国も狭いと言われてますけど、本当は広いと思います。

それにしても、SARS禍はどこまで広がるのか―東アジア選手権は仕方ないと思いますが。
正直、なぜチケットを発売してしまったのかさえ、理解に苦しむところです。

近頃、自分が2年前と全く同じことを繰り返しているような“妄想”に苦しめられてます。
ツーロン国際大会、という“概念”は、私にさまざまな心の渦を発生させるようです。
現・五輪代表世代が最も楽しいサッカーを繰り広げた昨年―その立役者である山瀬さんが
松井さんとのコンビを復活させそうなのは、とても大きな期待なのですけれども。
そして、揺れ動く理性と感情に苛まれた一昨年―今年はこちらと似ているのです。
私の中で。いや、客観的状況ではなく、私の心情が。ただ、先が見えないだけで。
(今、日付を確認したら、最初の試合が5月25日でした…)

聡太さんは決して空気を読まず、どんな言葉も真顔で吐くのがらしさではありますが。
2年前の今頃、聡太さんが吐き出していた言葉が、いろんな意味で、今の私を作ってます。
それは認めたくなくても、直視しなくても、紛れもなく真実なんです。残念ながら。

「守備的MFとボランチとセントラルMF」は「アヤメとしょうぶとかきつばた」ぐらい
違うのかと思う今日この頃。でも、かきつばた(燕子花)だけは、明らかに漢字が
異なるんですけど。アヤメとしょうぶは同じ“菖蒲”なんですが。言葉って難しい…。
連日、言葉を並べるだけの饗宴を愉しんでいる割には、自分は成長してません。

無知の知、口で言うのは簡単ですけど、実感するのは難しいものです。


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