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Land of Riches
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| 2002年05月06日(月) |
不可知・不可避―ヒトの力を超えたところに |
どうあがいても時間は止まってくれません。 一方的にただ流れ続けていく「もの」へ「時間」という概念を与えたのですから。
まずは備忘録としてSさん情報の笠間メモ(笑) ・期待(…)を全く裏切らない、素敵なぐらい田舎の中の田舎らしい ・石屋が意外に多いらしい ・ショッピングセンターは「ポレポレ」という名前(…)らしい ・やっぱり(…)笠間の人は相当茨城訛りがきついらしい
…ここ最近何度か取り上げている「茨城県笠間市」ですけど、 一応説明をしておくと、野沢拓也さんの出身地です。茨城県北西部。
さて、瑞穂、行ってきました。いろいろ痛感させられました。試合自体は まさに「惨敗」なので、とても観戦記など書けそうもありませんので、 メインとして見てきた人(背番号20番台ばっかり…)について多少。
#とりあえず片桐さんのデビュー華々しく、という印象ですか、客観的には。 #名古屋サポはさっそく個人コール連発してましたし。 #帰りには原竜太さんとの「2人1枚」配布カードまでもらう始末…。 #あと2失点目は初めて見た“リッキー”の強烈な飛び出し過ぎによる自爆。 #あれで一気にモチベーションダウンでした。次はGK加藤さん起用希望。
☆青木剛選手 本日のお目当て…だったはずの人(泣)3ボランチだからなんでしょうけど、 左のタッチラインにべっとりという印象で、見たかったロングキックも ほとんどなく、たまに出れば精度が…(遠い目)攻守ともまだまだ、ですね。 特に守備が(ユース代表では彼が比較的守備的MFだったような記憶があるのですけど) 後で書く野沢さんにも共通して言えることだと思いますが、私は彼を ずっと―思えば1年近いブランクのある気もする―U-20というカテゴリーの中で見てきて、 その中でのプレーを私なりに評価して、この選手の良さはここだと思って、 それを見たいと願ってきました(そして今日もそれで瑞穂へ行きました) 当然ですが、Jのトップにはそんな年齢制限などありません。 確かにナビスコ自体の位置づけ、鹿島の現状をかんがみると、非常に酷だとは思うのですが、 「蒼き挑戦者たち」で彼が何よりも求めていたのは試合出場経験で (私、彼には本当にツーロンへ行ってもらいたかったのですが…) 形あるいはリザルトはどうあれ、彼は今それを得ているのですから、 これまでも「落差」を原動力に伸びてきた人です、きっと今後も 立派なボランチとして成長してくれると信じてます。…甘いかな(苦笑) あと、バッグにつけてるケニー(マックがプレステキャンペーンやってた時に ゲットしたキーホルダー)をゴール裏の椅子の隙間に挟んで 塗装ボロボロ傷だらけにしたのは私が悪かったです。謝ります。ごめんなさい。
#そういえば代表チップスの青木カードを見る(入手する、の以前に)という #宿願(?)いまだ果たせずにいます。どなたかスキャンでもいいので…(吐血)
☆野沢拓也選手 長い後ろ髪も気になるのですが(…)もはや現状では最後の砦とも言える攻撃的MF。 当然のごとくプレースキックも担当(そういえば最後に名古屋で途中出場の 山口慶さんが、ショートコーナーとはいえ、CK蹴ったのには驚き) 特に後半、青木&熊谷を下げ石川&内田を投入し、名良橋&アウグストを前にあげるという 非常に変則的な“ミッドフィールド”となってからは、パスの出し手は 彼しかいなかったわけで、実際、石川さんからのパス交換などで何度か好機を作り、 また自身も果敢に(無茶にすら映る)シュートを放ってみたり、 プロ選手に対して失礼な言い様ですけど、この人もプロだな、と思いました。 あとゲームの流れには関係ないんですけど(…)ヒールでサイドへ開こうとしたり 長いボールをぴたりと足元へ止めてみせたり、技術は相変わらず高いな、と思いました。 敗戦後のスタンドへの挨拶も、頭下げてるのかどうか分からないぐらい、でしたね…。
☆石川竜也選手 GW最終日のデーゲームだけあって子供が多くて、珍しく投げ込みで熊谷さんが 目の前に来たのに隣の少年に手渡しされたりして、完敗だ、と思っていたのですが、 石川さんと青木さんだけは私服ではなくジャージに着替えてから出てきました。 そして、ゴール裏中央へ投げ込むように見せかけて、真上に投げる石川さん。 当然ブツは再び彼の手の中へ戻るわけですけど、ファンの反応を楽しむような 破顔一笑ぶりに―すごくキャラクター変わったな、と感じました。 ある意味本日最大の発見。なんでもアントラーズでは練習中も笑顔を振りまき、 また年下の選手の面倒見もよく、雄飛寮で感化されたのか、または筑波では 抑圧されていたのか、詳細不明の変貌ぶりのようで。ユース代表(ナイジェリア大会)での 姿を考えると後者になるのかな…なんかそうは考えたくないんですが(笑) プレー自体は、アントラーズの一員としてやるんだ、という意思を 非常に強く感じて、好感度高かったです。多分フィルタリングかかってますが。
初スタメンの中村幸聖さんもそうなんですけど、ゲームに対する will は分かるのですが、 それをプレーとして具現化できない、うまく形に表すことのできない、 その原因はやはり若さにあるのかな…なんて考えた試合でした。
試合観戦数が物理的な理由からも精神的な理由からもワールドユース以降 激減しているのもあるんでしょうけど、残念ながら、私の中のサッカー時計は やはり…やっぱり昨年の8月で止まったままですね。青木さんや野沢さんが 「進歩」を見せてくれて、「時間は流れてるんだ! 氷付けになっているのは あの人だけなんだ!」と思わせてくれれば、まだ救われたかもしれないんですけど。 (氷付けって…RX-9の「氷の中の恋人」思い出す…(独り言)) 後半、ゴール前いい位置での直接FK、野沢さんと石川さんが並んだ時、 一番強く感じました。間違いなく一年流れていて、なのに止まったままの私の「眼」。 野沢さんが蹴ったボールが枠を遠く超えていった時、どうしようもなくため息ついてました。
…思えば、このサイトを始めて、行き先を失った「愛情」を文章として昇華させ始めて 4年半、ずっと一つのもの(職業)を目指してきて、紆余曲折を経てそれになって、 でも壁にぶつかって、その道のプロに、二度も「君には無理だ」と言われて、 それでも壁を叩き続けるエネルギーはもうありません。 じゃあ壁に背を向けて、どこへ行けばいいんでしょうか、この広い世界で? しばらくは、それを探す日々になりそうで…とりあえず今は疲れていて眠りたいので 明日あたりは泥のように眠り込んでやろうと思ってます、ええ、とりあえず。
最後にいい(?)知らせ。Rさん情報によると、宮原さん、4日に行われた アビスパvsトリニータの練習試合にアビの36番として出ていたそうです。 どんな顔してボール蹴ってるんでしょうね…見てみたいものです。 また、そんな機会が訪れるなら…与えられるなら。
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