Land of Riches


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 2002年04月02日(火)   涯(はて)のない未来(みち) 

今日から4月入社のルーキーたちと机並べて勉強(二人でマシン一台って…)
会社帰りに、先週、体調を大破したため行けなかった精神科へ行って
金曜あたりから鬱積してるものほとんど全部吐き出してきました。
基本的に中学時代の他人不信が抜けない私は、そういう場でも
積極的にコミュニケートするタイプではないのですが、
(サッカーでだけ“喋りの高速ドリブル”になるのは、エキセントリックになりやすい
性質も備えているからみたいです…基本コンセプトは何事にも「狭く深く」)
今日は本当、よく喋りましたね、自分から、べらべらべーらべら。
お陰でちょっとすっきりしました。問題解決には何もなってないんですけどね(苦笑)
仕事というか、現実的なコトで悩めるのは、鬱がひどかった頃に比べたら
マシなんだというのは、指摘されなくても分かりました。
あとは、「♪出口の無い自問自答 何度繰り返しても やっぱり僕は僕でしかないなら
どちらに転んだとしても それはやはり僕だろう♪」と桜井さんが歌っている通りですね。
私は残念ながら(苦笑)私以外の誰にもなれないのです。どれだけ熱く憧れても。

で、医者の2フロア下にある書店でai増刊を物色。ベースとしてはフル代表本なんですけど、
やっぱり巻末のアンダーエイジに落ちて買ってしまう私。
更に、レジでJカード2002を見つけて一袋買ってしまう私(苦笑)
あ…代表チップスは体壊してからはやめてます。退勤前の一袋に合わせて
夕食の量を減らしていたのも、栄養失調というか不摂生の一環だと思うので…。
「出るまで食う(主語省略)」と誓った以上は、コンディションさえ戻れば再開したいんですけど(!)

まだそのアンダーエイジを斜め読みしただけなんですけど、
(U-19で永田さんに惹かれてしまったのは内緒(笑) 私、レイソルではNNCBを夢見てるらしい…)
やっぱり嬉しかったのは羽田さんの記事があったことですね。
Rさんからのメールを見た時は「U-21?! 語る資格ないじゃん!」と思ったのですが、
近況が分かっただけでも…あの新練習着を着ることさえ喜びだったという事実への衝撃。
“彼”は私と違ってオプチミストみたいですけど、それでも感じる“運命”の足音。
そして、あの頃は鶴を千羽折れば願いがかなうと信じていた私自身の変貌。

リハビリ中の選手のことは、復帰するまで忘れる…というと語弊がありますが、
極力気にしないようにしよう、と思うようになったのは、金古さんのそれを追いかけたからです。
歩けるようになった、走れるようになった、ボール蹴れるようになった、練習試合に出れた、
そういうワンステップワンステップをずっと見ていて、実戦にカムバックして…
羽田さんも語ってますが、本当はそこからが長い長い道。
金古さんのジンクスが破れるまでの“道程”も見てきてますからね。
だって、それはつい先日でしょう?

昔…トモが、ああ、こんな書き方しても分かりませんね、スワローズの伊藤智仁さんが
肩を痛めて戦線離脱した時、当時―Jが開幕した年―ルーキーながら彼は
防御率(分からない人のために説明:1試合あたりの平均失点。普通は3〜4点台)
0点台という超人的な数字を…それも「雨・雨・伊藤・雨・伊藤」という
殺人的ローテーション(だってあの年の6月はそれで約0.6だったんですよ、防御率!)で
残していたのですが、あの頃も思ってました、防御率4点台の“どこにでもいる普通の先発投手”に
落ちぶれてもいいから、投げるところが見たい、野球している姿が見たいって。

サッカープレーヤーにとって代表は憧れで、夢で、目標です。
でも、それが全てだとは思わない―そういう意味で、私の思い描く
理想の選手像の一つが、藤田俊哉さんですね、昨年MVPの。
リーグでコンスタントに結果が出せる、たとえインパクトは薄くても…。

へこむのに飽きた、って、なんか羨ましいですよ(笑)
鬱の一部を構成しているのは間違いなく私のパーソナリティの一部なので
“完治”はないような気がします。でも、生きる価値がある人間だと思いたいのです。
地球上の資源を消費するためだけに生まれてきたなんて、嫌ですもの。
DNAの器…と考えるには、「子供に“生きる”という試練でしかないものを
親の意思だけで与えていいのか」という、久しく感じている思いを
どうにかしなければ、遺伝子も未来に継承されないでしょうし。

いくら落ち込んでも、現実からは逃げられない。苦しみが消えることもない。
寺野典子さんが書いた一節はやけに心へ響きますね。
やっぱり…ハネはハネの(あ、この呼び方させて下さい)、あたしはあたしの道を
歩いていくしかないんだって、諦観なのか、それとも無神経(笑)なのか。

今は…もうワガママは言わない、だけど、いつか…いつの日か、
大きくなったカシマスタジアムで、“君”のインターセプトが見たいよ。
金古さんと一緒にカップをつかむという私のドリーム、かなえてほしいよ。

Tomorrow is never known,but.....

明日は今日よりもいい日だといいな。毎日そう願うだけ。
未来なんて…見えなくても構わないから、って言い切れるほど強くなりたい。
私は弱いです―だから、好きなんだと思う、うん。この気持ちも、いつまで続くか分からないけど。

同じ空の下で、みんな、闘ってるよ。だから“僕”も頑張らないと、ね!


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